10月2日(火) 楽天ジャパン・オープン 2日目。
ダニエル太郎(エイブル)が、第5シードのS・シチパス(ギリシャ)に1-6、3-6で敗れた。
第1シードのマリン・チリッチ(クロアチア)がドイツのシュトルフに6-3、4-6、6-7(1)で敗れる波乱があった。シュトルフはマクラクラン勉のダブルスパートナー、11月のATPダブルス・ファイナル出場を目指している。
2015年覇者のスタン・ワウリンカ(スイス)がアメリカ期待のT・フリッツ(アメリカ)を6-3、6-4で破り2回戦に進出した。
10月3日(水)、大会第3日には、前週中国ATP250深圳で優勝した西岡良仁(ミキハウス)の1回戦、
第3シードの錦織圭(日清食品)と予選から出場する綿貫陽介(日清食品)の2回戦などが行われる。
シチパスは将来世界のテニスを背負う逸材
<<シングルス1回戦>>
◎S・シチパス(ギリシャ) 6-1 6-3 ●ダニエル太郎
今年のダニエルは、3月のATP1000インディアンウェルズで元No.1のジョコビッチを7-6(3)、4-6、6-1で倒す金星を挙げて3回戦に進出。5月のATP250イスタンブールでは、日本人として史上4人目となるATPツアー優勝を果たした。
9月、「デ杯ファイナル」の予選出場権をかけた日本対ボスニア・ヘルツェゴビナ戦ではNo.1プレーヤーとしての重責を勝利で果たしている。
期待で臨んだジャパンオープンだが「凄く残念!中国から帰ってきて風邪をひき、喉も痛く、試合に入る前から思うような元気がなかった。」とダニエル。
29回も続いたラリー戦ではダニエルがバックのオープンに決めてポイントを取るなど、体調不良ながら頑張ったが。
「ダニエルは良い選手なので、最初から集中しプレーした」とシチパスのテニスは完璧だった。
S・シチパス は8月12日に20歳になったばかり。
昨年のジャパンオープンは予選を勝ち上がって出場だったが、1年後には第5シードとして出場だ。
まだツアー優勝はないが、ATP500バルセロナ、ATP1000カナダで決勝まで進んでいる。(カナダでは8位のティエム、元1位のジョコビッチ、3位のA・ズベレフ、6位のアンダーソンと連破、1位のナダルに敗れた)
フェデラーばりの素晴らしい片手打ちのバックハンド、ボルグの風格、これからの人気者になるに違いない注目のプレーヤーだ。
準々決勝では錦織圭と対戦になるかもしれない。
$1,928,580 ATP500 Japan Open
会場:武蔵野の森総合スポーツプラザ
オーダー・オブ・プレー
ライブスコア
<<日本選手1回戦>>
◎3]錦織圭 64 61 ●W]杉田祐一
◎Q]綿貫陽介 67(7) 64 61 ●R.HAASE(NED)
W]西岡良仁 vs N.KYRGIOS(AUS) 27位、23歳
◎5]S.TSITSIPAS(GRE) 61 63 ●ダニエル太郎
綿貫陽介予選突破!
予選ドローPDF
記事塚越亘/塚越景子 写真/伊藤功巳/鯉沼宣之/TennisJapan