5日、東京都江東区の有明コロシアムで、デビスカップ(国別対抗戦)のアジア/オセアニアゾーングループI、2回戦、日本対韓国戦が行われ、1日目の第1試合で、世界ランク101位の伊藤竜馬(24歳)は、同314位のチョン・ソクヨン(19歳)と対戦し、6-1、6-4、6-4のストレートで勝利をおさめた。
第1セット、第2ゲームと第6ゲームでブレークに成功した伊藤は、落ち着いた試合運びを見せ、6-1で奪取。
第2セットでは、伊藤は第1ゲームでいきなりブレークに成功するも、第6ゲームでソクヨンにブレークバックを許す。しかし第9ゲームで伊藤はブレークバックし6-4で奪う。
第3セットは、第8ゲームまで互いにキープが続き、ゲームカウント、4-4となるも、第9ゲームで伊藤がブレークに成功し5-4とし、第10ゲームでは伊藤が自身のサービスゲームをキープし、6-4で取りゲームセット。試合時間は1時間57分だった。伊藤の勝利で、日本代表が先勝し一歩リードした。
試合は1日目にシングルス2試合、2日目にダブルス1試合、3日目にシングルス2試合が行われ、3勝したチームが勝利国となる。日本はこの対戦に勝利するとワールドグループの入れ替え戦に進出する。
伊藤は試合終了後の会見で「1月から体力的に弱い部分があったので1月から3月までランニングを中心としたトレーニングをして土台作りをしていた。その成果を確かめたい試合でもあった。挑戦という気持ちを持って、最初のポイントから最後のポイントまで全力でやれた。内容よりも1勝出来たことで良いスタートが切れた。」と語った。
またソクヨンは「数年前に対戦したときよりもボールが重くなっていた。また攻守のバランスがよく崩しずらかった」と語った。
アジア/オセアニアゾーングループI、2回戦
日本 対 韓国
■4月5日(金)
・第1試合 シングルス
○伊藤竜馬 6-1 6-4 6-4 ●チョン・ソクヨン
・第2試合 シングルス
添田豪 vs チョ・ミンヒョク
■4月6日(土)
・第1試合 ダブルス
添田豪/内山靖崇 vs ナム・ジソン/イム・ヨンギュ
■4月7日(日)
・第1試合 シングルス
添田豪 vs チョン・ソクヨン
・第2試合 シングルス
伊藤竜馬 vs チョ・ミンヒョク
※写真はデビスカップ1日目のシングルスで韓国代表のチョン・ソクヨンに勝利した伊藤竜馬