テニスのエキシビションマッチ「橋本総業 チャレンジテニス」が、6月27,28日、吉田記念テニス研修センター(千葉県、柏市)内のhatドームで行なわれ、大成功を収めた。

この大会はコロナ自粛でテニス大会が中止になっている中、ダニエル太郎(エイブル)と国枝慎吾(ユニクロ)の発案でテニス選手たちが自分たちができるテニスでファンを元気づけよう、喜ばせよう、と企画した大会。

その呼びかけに、西岡良仁(ミキハウス)、内山靖崇(積水化学工業)、添田豪(GODAI)、伊藤竜馬(北日本物産)、綿貫陽介(日清食品)、守屋宏紀(北日本物産)、斉藤貴史(橋本総業)、中川直樹(橋本総業)、荒井大輔(車いすテニス)らが賛同、非常に豪華なメンバーで大会が開催された。

1試合は45分。
「Team 太郎」と「Team 慎吾」の2チームに分かれての団体戦。
総獲得ゲーム数で競われた。

2日目も チーム慎吾勝利

6月28日(日)
Team太郎 vs Team慎吾
斉藤貴史 3-5 守屋宏紀
綿貫陽介 5-5 中川直樹
綿貫陽介 5-6 伊藤竜馬
添田豪 4-4 内山靖崇
ダニエル太郎 7-4 西岡良仁

ここまで24対24で最後は「ニューミックス・ダブルス」と言う、車イス選手との混合ダブルス、ダニエル太郎/荒井大輔組vs西岡良仁/国枝慎吾の対戦になる。

この試合は次の動画を見てもらえればわかるが、凄いバトル。
ダニエルも西岡も手を抜かない。

結果はダニエル/荒井 4-8 国枝/西岡になり、Team慎吾が32-28で勝利した。

試合後の国枝は
「手を抜かず真剣にやってくれたのが、嬉しかった。
太郎選手のサーブが容赦なかったので、なんとかリターンエースを決めてやろうと思ったが、さすがにそれはできなかった。
でも反応はできていたのでそれは良かった。
観てもらってわかるように、車いすテニスは健常者と一緒にやれるというのが一番の魅力だと思う。
今日は車いすテニスの垣根の低さを見せられたかなと。
この大会はコロナ対策を徹底して開催したので、こういった条件下であればテニスができるというメッセージになればと思う」。

無観客、無メディア ボールボーイ無し、握手もなし、とコロナ対策も徹底していた。

ダニエル太郎/荒井大輔組vs国枝慎吾/西岡良仁のニューミックス

ダニエル太郎のコメント
「本当に開催出来てよかったです。
他のイベントもこれを一歩目として、安全なテニスのイベントが出てくればなと思います。
みんなもテニスをやるときは、安全にソーシャルディスタンスを保ちながらやってみてください」

西岡良仁のコメント
「めちゃくちゃ楽しかった。
試合は楽しいな、と感じた。
こうやって少しずつ勘を取り戻していきたい。
ニューミックスも最高でした。
真剣かつ楽しく、一番面白い試合だったかも?
国枝さんとは自分が怪我でリハビリ中の時に一緒にテニスをさせてもらった。
太郎君ありがとう!
とても楽しい時間でした!」

2日目のYouTube

添田豪vs内山靖崇


「久しぶりの試合は楽しく、実戦感覚も少しずつ取り戻しながら、徐々に良いプレーが出来る様になっていきました!
試合のワクワク感、緊張感を久しぶりに感じることが出来ました」内山靖崇

橋本総業 チャレンジテニス

<Taem 太郎>
ダニエル太郎
添田豪
綿貫陽介
荒井大輔(車いすテニス)
斉藤貴史

<Team 慎吾>
国枝慎吾(車いすテニス)
西岡良仁
内山靖崇
伊藤竜馬
守屋宏紀
中川直樹

2日目もTeam慎吾が勝利 国枝慎吾と西岡良仁


27日、大会初日の記事はここ
大会初日 YouTube

7月1日~3日には、ブルボンビーンズドーム(兵庫県三木市)にて、男女の日本トップ選手が出場するエキジビションマッチ『BEATCOVID-19オープン』が開催される。
出場予定予定選手は伊藤竜馬、清水悠太、松井俊英、斉藤貴史、日比野菜緒、岡村恭香、加藤未唯など。

7月9日(木)は、土居美咲(ミキハウス)と井上明里(橋本総業)の2人が中心となり創ったエキジビションマッチ『ONE IROS――わんいろ――』が開催される。
出場選手:土居美咲、穂積絵莉、二宮真琴、大前綾希子、小堀桃子、清水綾乃、本玉真唯、村松千裕の8名。

記事:塚越亘 塚越景子 写真 橋本総業 チャレンジテニス