2月3日、錦織圭(日清食品)が昨年9月30日のフレンチオープン2回戦以来4ヶ月ぶりにツアーに復帰、国別対抗戦「ATPカップ」でプレーした。
錦織は日本のNo.1プレーヤーとして、世界4位のD・メドベージェフと対戦、2-6、4-6で敗れたが、十分に手応えのあるテニスを披露した。
第1試合で西岡良仁(ミキハウス)が世界8位のA・ルブレフル(世界8位)に1-6、3-6で敗れていたため、ロシアの勝利が確定、ロシアはグループDをトップ成績で通過、準決勝進出を決めた。
勝利は決まったが、第3試合のダブルスで日本はマクラクラン勉(イカイ)/西岡良仁組がドンスコイ/カラツェフ組を4-6、6-3、スーパータイブレークを[12-10]で競り勝った。
4日、日本対アルゼンチン戦が予定されていたがコロナ禍のため6日に延期となった。
「楽しかった」と錦織
サーブなど良くなる
錦織はフレンチオープンで右肩故障、ツアーを離れ、その後はリハビリ。メルボルンに到着したものの、部屋の外に出られない完全隔離。練習はこの試合の4日前からできるようになったばかり、いきなりトッププレーヤーとの対戦で怪我が心配されたが、
「思ったより悪くなかった。
楽しかった」。と久しぶりの実戦を堪能したようだ。
How good is it to see 🇯🇵 @keinishikori back in action? 😍
🎥: @ATPCup | #RUSJPNpic.twitter.com/mOMZ3W4RrV
— ATP Tour (@atptour) February 3, 2021
対戦したメドベージェフは
「ケイはファーストセットはミスが多かった。
当然だと思う。隔離もあったし、しばらく公式戦にも出てないのだから。
でもセカンドからは本来の良いテニスをしていた」。と錦織らしさのテニスを試合後のオンコートインタビューで認めていた。
錦織、改良中のサーブはすごくスムーズな動きでダブルフォルトが0。積極的にネットプレーも試みていた。
2021ATPカップ 2月3日 ロシア戦
<<第1試合>>
●西岡良仁 1-6 3-6 ◎A・ルブレフル(世界8位)
Channeling his inner Pat Rafter tonight 😎
🇷🇺 #TeamRussia leads 🇯🇵 #TeamJapan 1-0 after @AndreyRublev97 quickly dispatches Nishioka 6-1, 6-3.#ATPCup | #RUSJPN pic.twitter.com/8ozruI2jaK
— ATP Tour (@atptour) February 3, 2021
<<第2試合>>
●錦織圭 2-6 4-6 ◎D・メドベージェフ(世界4位)
<<第3試合>>
◎マクラクラン勉/西岡良仁 4-6 6-3 [12-10] ●ドンスコイ/カラツェフ
ATPカップ2日目YouTube
西岡vsルベレフは4:30から 錦織vsメドベージェフは5:30から
2021ATPカップは12ヶ国が4つのグループに分けられ、各グループ3ヶ国が総当たり戦を行う。各グループ1位の4ヶ国が決勝トーナメントへ駒を進める。
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ホテルスタッフ陽性
ATPカップも含め4日(木)の全試合中止!
選手が泊まっているホテルのスタッフから新型コロナウイルス陽性反応が出たために、そのホテルに滞在している選手大会関係者は隔離を余儀なくされた。
その結果、4日に予定されていた錦織たちの出場予定のATPカップ、大坂なおみ(日清食品)がシングルスで8強(ドロー)と青山修子(近藤乳業)/柴原瑛菜(橋本総業)組がダブルスで8強(ドロー)になっているWTA大会など、男女6大会の全試合が中止となった。
記事:塚越亘 塚越景子 写真: H.Sato/TJapan