3月1日から7日まで、オランダのロッテルダムでATPツアー500 「ABN・AMROワールド」(ロッテルダムオープン)が行われている。

第1シードはD・メドベージェフ(ロシア)、第2シードはS・チチパス(ギリシア)、第3シードはA・ズベレフ(ドイツ)、第4シードはA・ルブレフ(ロシア)とレベルが高い大会だ。

3月1日、1回戦が行われ、錦織圭(日清食品)が2020年10月に行われたフレンチオープン1回戦以来、約5ヶ月(155日)ぶりの勝利を味わった。

対戦相手は第7シードのオジェ アリアシム(カナダ)
ツアー期待の20歳。
2月の全豪前哨戦で準優勝。全豪オープンでもベスト16に進んでいる。
2メートル(193cm)近くの身長を生かした弾丸サーブとパワフルなストロークが持ち味だ。
その難敵の強打をかわし、7-6(4)、6-1で見事な勝利を飾った。

2回戦では、世界ランク23位のA・デ ミノー(22歳、オーストラリア)と39位のJ・ミルマン(31歳、オーストラリア)の勝者と対戦する。

錦織はマクラクラン勉(イカイ)と組んでダブルスにも出場。1回戦で第3シードのクールホフ(オランダ)/クボット(ポーランド)組と対戦する。その試合は、日本時間2日、午後7時に開始予定だ。ダブルスドロー

試合の様子はWOWOWオンデマンドで視聴可能の予定。

錦織圭
良いテニスができて嬉しい

最初こそ20歳のパワーと勢いに押され気味な展開だったが、素晴らしいテニスを見せてくれた。
百聞は一見に如かず、この動画を見て欲しい。

「(復帰して)一番良かった試合だった。
終わりこそちょっと若干渋い感じにはなったが、プレーがすごく良かったので、嬉しかった。

試合勘が戻ってきている感覚がだいぶある。
ちょっとしたところの感覚、ディフェンスの際どい所だったり、ドロップショットだったり、
まだチョットというところはあるが、格段に戻ってきている。
もうちょっと試合の中で落ち着きを取り戻して、次のポイントのことを考えられるようになってきたらと思う。
このレベルで戦えているとは感じている」と試合後の錦織は自分自身で手ごたえを感じている。
錦織圭全成績

ロッテルダムオープンで調子が上がってきている錦織圭

記事:塚越亘 塚越景子 写真協力: 錦織圭 keisapp.com