3月27日、アメリカ、フロリダ州マイアミで行われている「マイアミ・オープン」。ATP/WTA1000 男女共催大会。グランドスラム大会に次ぐ格のビッグトーナメント。
第28シードの錦織圭(日清食品)の初戦である2回戦が行われ、錦織は2時間50分の激戦の末に59位のA・ベデネ(スロベニア)を7-6(6)、5-7、6-4で破り、3回戦進出を決めた。
風はあるが30度近い暑さと湿気、3時間以上コートに立ち、戦い抜いた錦織は「たこ焼き」みたいな気分になってしまったと勝ったあとのGAORAでのオンコートインタビューで答えるほど。
楽しみだった錦織圭/ディミトロフ(ブルガリア)組対マクラクラン勉(イカイ)/クラーセン(南アフリカ)組のダブルスは、残念ながら錦織組が出場を取り消したとそのオンコート・インタビューで明かした。
錦織、3回戦では第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦する。対戦成績は錦織の1勝0敗
ATPマスターズ1000の本戦で初勝利をあげた内山靖崇(積水化学工業)対第5シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン、28歳)の試合は錦織と同じコートの第5試合に入っていたが、錦織、チリッチ、シャポバロフの試合が各々フルセットの3時間マッチ。その上雨が降り出し中断もあり、試合が遅れ待機中(現地22時)。
錦織圭 3時間の激戦
たこ焼きのようになった!!!
二人は、先週のATP500 「ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権」の3回戦でも対戦。競り合いながらも錦織が6-4、6-4のストレートで勝利している。その時の記事:錦織圭ドバイ8強!!!
錦織のサーブで始まった試合、いきなりパスを決められるなどサーブを落とす展開で始まる。
しかしすぐにブレーク・バック。
その後、お互いにサービスキープ。
第11ゲームで錦織はまたブレークされるが、第12ゲームにベデネのダブルフォルトが2本あり、6-6のタイブレークに。
錦織6-3でセットポイントを三つ掴むが6-6に。
7-6、4回目のセットポイント、錦織のバックのダウン・ザ・ラインへのリターンがオンライン、タイブレークを8-6で取る。
第2セットは第6ゲームで先に錦織が落とすが直後にブレーク・バック。
錦織5-6、30-40でのショットがフレーム気味になり、錦織は5-7で落とす。
ファイナル・セット
3-3、ベデネのサーブ、ドロップ・ショットをドロップ・ショット返しで4-3と錦織がブレークアップ。
5-4、錦織のサービング・フォ・ザ・マッチ、サーブ&ボレーを決め40-15とマッチポイント。
最初のマッチポイントはバックのダウン・ザ・ライン決められ逃すが、2度目のマッチポイントでTへサービス・エース。
「相手は先週よりかなり良くなり、接戦でタフな試合。
どっちが勝ってもおかしくない試合」を勝ち切った。
「サーブも良くなり、
ファイナル・セットは(そのお陰で余裕が出てきて)リターンの場所を変えたり、
風上の時は(風を利用し)重いボールや高いボールを打ったりしたのが効いた。
良い試合ができた」と体はたこ焼き状態だったが心はスッキリしていた錦織圭だった。
マイアミオープン男子2回戦ハイライト(錦織の試合は6:33から)
Bedene with the bounceback 😱
Crazy skill at the net from @AljazBedene! pic.twitter.com/qS25qP8pSm
— Tennis TV (@TennisTV) March 27, 2021
Heavy and hot 🔥
The @keinishikori forehand hits the mark in Miami. #MiamiOpen pic.twitter.com/P0sI1PtQgs
— Tennis TV (@TennisTV) March 27, 2021
ATP:Miami Open presented by Itau
WTA:Miami Open presented by Itau
96ドロー、ハード
3/24 - 4/04, 2021
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本戦
男子は錦織圭、西岡良仁、内山靖崇、予選突破の望月慎太郎
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ダブルスドロー
女子は大坂なおみ、日比野菜緒
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記事:塚越亘 塚越景子 写真協力:マイアミオープン presented by Itau