3月30日、フロリダ州マイアミで行われている「マイアミ・オープン」。ATP/WTA1000 男女共催大会。グランドスラム大会に次ぐ格のビッグトーナメント。

第28シードの錦織圭(日清食品)の3回戦が行われ、錦織は第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)に、3-6、6-3、1-6のフルセットの激戦の末に敗れた。

第1セットを落とした錦織だったが、第2セットではチチパスのベースライン深くの守備態勢を見て、ドロップ・ショットを決めるなど錦織のペースで取り返す。
ファイナル・セットでは最初のサーブを落とした後すぐにブレーク・バックのチャンスがあったが、「体力的に」試合に入っていけず、「もう少し焦らずに冷静」に戦うことができず、錦織圭らしいプレーを披露していたが惜敗した。

ATPマスターズ1000で初の本戦入り、1回戦を勝利で飾った内山靖崇(積水化学工業)は2回戦で第5シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)に3-6、3-6で残念ながら敗れた。

「マイアミオープン応援ありがとうございました!
次に向けて多くのモチベーションを得られた大会になりました!
またトップ10に挑戦出来るように頑張っていきます!」

錦織圭らしさ発揮
自分の目指すべきプレーできた!!!

チチパスとの対戦成績は錦織の1勝0敗
2018年楽天ジャパンオープン準々決勝で対戦し、錦織がストレートで勝っている。
当時は錦織が12位で、チチパスは15位。

チチパス先週のメキシコ・オープンでは準優勝。全豪オープンでは4強と好調。チチパスの今年の成績

格上プレーヤーとの対戦だが、「自信は前よりあります」と戦った。

「ポジティブな面は、(迷わず思い切り)振り切ってプレーできた。
下の選手ではないが、勝てると思う相手とやるときは、守りというか勝つテニスに徹していたが」。

「今日は本来やりたいプレー、
自分の目指すべきプレーできた。
そういう面では次につながる試合だったかなと思う」。

「特に第2セットでは、自分がコントロールして、左右に振ってというパターンは多くあったので、
それができたという面では良かったかなと思う」。

「もう少し焦らずに冷静に戦えれば」と敗れてしまったが、随所に錦織圭らしいプレーを披露していた。

「次のモンテカルロ(ATP1000マスターズ)は一応出る予定にはしているが、
まだちょっと半々ぐらい?? 気持ち的に」と。

公式サイト:マイアミオープン by Itau
ATP:Miami Open presented by Itau
WTA:Miami Open presented by Itau
96ドロー、ハード
3/24 - 4/04, 2021

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大会スケジュール
女子オーダー・オブ・プレー
女子ライブスコア

大坂なおみ8強
【女子準々決勝】

◎1]A.Barty(AUS) 64 67(5) 63 ●7]A.Sabalenka(BLR)
◎5]E.Svitolina(UKR) 63 62 ●A.Sevastova(LAT)
8]B.Andreescu(CAN) vs Sorribes Tormo(ESP)
2]大坂なおみ vs 23]M.Sakkari(GRE)
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青山修子/柴原瑛菜組8強
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男子は錦織圭、西岡良仁、内山靖崇、予選突破の望月慎太郎
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ダブルスドロー

予選
男子では添田豪、伊藤竜馬、望月慎太郎
男子予選ドロー
女子は土居美咲(ミキハウス)
女子予選ドロー

自分のテニスを取り戻してきた錦織圭

記事:塚越亘 塚越景子 写真協力:マイアミオープン presented by Itau