尾崎里紗_内田海智テニス用品を製造、販売しているHEAD Japan(本社:東京都千代田区)は5日、都内にあるオーストリア大使館にて男子テニスの世界ランク971位の内田海智(18歳)と女子テニスの世界ランク346位の尾崎里紗(19歳)と用品使用契約を締結したことを発表した。ジュニア時代からHEADのラケットを愛用している2人は今後3年間に渡り、プロとしてサポートを受ける。

今年4月にプロ転向をしたばかりの内田は、プロとしての戦績はそれほどないものの、ジュニア時代には2010年にエースとしてジュニアデビスカップの優勝に大きく貢献したほか、2011年にはウィンブルドンジュニアのシングルスでベスト4に進出するなど、その戦績は全仏オープンで日本人男子として75年ぶりに4回戦に進出した錦織圭をも超えている。

一方の尾崎は昨年の12月にプロ転向しており、すでに海外を転戦している若手女子選手の一人。女子には珍しくスピンを主体としたプレースタイルが特徴的な尾崎は、ジュニア時代には国内の世代別タイトルを総なめにする活躍。また、先週にはITFの韓国大会にてプロ初タイトルを獲得したばかりと、次代の日本女子エース候補として、期待を集めている。

会見の席で内田は「一日一日努力し続けて、グランドスラムで活躍できるくらい強くなりたい」とプロとなった決意を表明。また、来週からは拠点を錦織と同じアメリカはフロリダにあるIMGアカデミーに移し、「来年にはグランドスラムの予選にチャレンジしたい」と、これからの意気込みを語った。

昨年のプロデビューから着々と戦績を積み重ねてきている尾崎は「今年に入っていい成績が残せてきている」と、自らの成長を確かめるようにコメント。「もうすぐグランドスラムの予選にかかりそうなので、ランキングを上げたい」と、これからの抱負を語った。

※写真:プロとしての抱負を語った尾崎里紗(左)と内田海智