ローランギャロス大会11日目、男子ジュニアダブルス準々決勝で、大西賢(日本)/斉藤貴史(日本)が、第5シードのクリスチャン・ガリン(チリ)/ニコラス・ジェリー(チリ)組に、7-5、5-7、[6-10]で敗れ、準決勝進出はならなかった。

第1セットは、緊迫したサービスキープが続いたが、第12ゲームで、大西と斉藤がダウンザラインへ打って、前衛のジェリーにボールを集め、ボレーミスを誘い、ワンチャンスを活かしてブレークに成功して第1セットを奪った。

第2セットでは、セットの終盤にブレーク合戦となるが、強気のストロークを打ったチリペアがセットを取り返した。10ポイントマッチタイブレークでは、終始日本ペアがポイントをリードされる形になり、マッチポイントでは、ダウンザラインへのリターンエースを決められて、日本ペアの敗退となった。

「チャンスがあったけど、取れなかった。大事なところで、取りきれなかったのは残念。グランドスラムの舞台で(今回複で)2回勝てたのは、多少なりは自信になる。でも、ベスト8だったら、運が良ければ入れることもあるので、もっと上を目指したかった」(斉藤)

「僕らのできるプレーは、今日はできていたと思う。(自分にとっては)2回目のグランドスラムで、(今回複で)2回勝てたのはたしかに、少し自信になるとは思う。ベスト8を目標にしていなかった。こういうチャンスを活かしきれないのは、自分達にまだまだ何かが足りないんだと思う。もっとこれから上を目指してやっていきたい」(大西)

そのほか、男子ジュニアダブルス2回戦では、中川直樹(日本)/ルーカス・ゴメス(メキシコ)組は、第3シードのキル・エドムンド(イギリス)/フレデリコ フェレイラ・シルバ(ポルトガル)組に、2-6、5-7で敗れた。同じく2回戦で、第7シードの西岡良仁(日本)/ジョルジュブライアン・パンタ(ペルー)組は、ポール・カイル(フランス)/エンゾ・フィ(フランス)組を、7-6(1)、6―3で破ってベスト8入りを決めた。

一方、女子ジュニアシングルス3回戦では、奥野彩加(日本)が、第5シードのアントニア・ロッテナー(ドイツ)に、7-6(6)、4-6、1-6で敗れた。

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