19日、男子テニスの最新世界ランキングが発表され、錦織圭(23歳)は先週と変わらず12位のままとなった。錦織は先週行われたシンシナティ・マスターズに第10シードとして出場していたが、1回戦でフェリシアーノ・ロペス(32歳、スペイン)の前に敗退していた。
念願のトップ10入りを目前としている錦織は、26日から開幕する全米オープンで第11シードとして出場することとなった。これは今年のウィンブルドンでの12シードを超え、自己最高となるシード順位となる。
この他の日本勢では、添田豪(28歳)が2ランク上げて132位、杉田祐一(24歳)が1つ上げて148位としている。また伊藤竜馬(25歳)が166位、守屋宏紀(22歳)が181位としている。この4人は20日から始まる全米オープンの予選に出場する。
また今季は下部大会ながらも6大会で決勝に進出し、そのうち3大会で優勝するなど成績を上げてきている関口周一(22歳)が先週から8ランク上げて296位と、自身初となるトップ300入りを果たしている。
上位陣ではモントリオール、シンシナティと2週連続でマスターズを制したラファエル・ナダル(27歳、スペイン)が昨年6月以来となる2位に浮上。1位のノバク・ジョコビッチ(26歳、セルビア)に順位の変動はなかったが、今年のウィンブルドン王者で昨年の全米覇者であるアンディ・マリー(26歳、英国)が3位に後退した。
また、史上最多となるグランドスラム17勝を誇るロジャー・フェデラー(32歳、スイス)が7位となり、2003年2月以来となるトップ5からの陥落、全米オープンでは第7シードとなった。フェデラーは13年連続で全米オープンにシード選手として出場となったが、この10年間で最も低いシード順位となった。