ニューヨークで開催中の全米オープンは3日にジュニアの男女1回戦及び2回戦、ダブルス1回戦などを行い、第8シードの西岡良仁がシングルス初戦に登場。ポーランド選手相手に第1セットを簡単に奪われ、第2セットも先にブレークを許す苦しい展開となるも、そこから巻き返し1-6、7-5、6-1で逆転勝利を収めた。
2日前に初戦を突破し本日2回戦に挑んだ大西賢は、アメリカのM・ラドリックに2-6、3-6で敗れた。ラドリックは長身のサウスポー。ワイドに鋭く切れていく相手のサーブに苦しみ、最後までリズムがつかなかった大西は「相手のプレーも良かったが、今日は自分のやるべきことが出来なかった」と悔しそうな表情。「今年はクレーで調子が良かった分、ハードの速い展開でのプレーが中途半端になってしまったところがある」とも言った。
これで今季のJr.グランドスラムを全て終えた17歳の大西は、来年はシニアへの出場も混ぜつつ、ジュニアでも戦っていく予定だと言う。「同世代のトップ選手に勝ちきることが出来なければ、シニアに行っても勝てない。特にこのようなプレッシャーの掛かる大舞台で勝てるようになりたい」と、さらなる飛躍を誓った。
大西と同じく本日2回戦に挑んだ斉藤貴史は、第6シードのJ・タトロと対戦。好調なスタートを切り第!セットを奪ったが、追い上げを許し6-1、3-6、2-6で敗れた。また、斉藤は大西と組んでダブルスにも出場したが、こちらは初戦敗退となった。
その他の日本勢では、共に米国カリフォルニア在住の日比万葉と奥野彩加がペアを組みダブルスに出場。「ダブルスを組むのは初めて。住んでいるのは同じカリフォルニアだけれど、セクションが違うので試合したことも1回しかない」という二人だが、奥野のストロークと日比のネットプレーが噛み合い6-1、7-5でストレート勝利を収めた。
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※写真は、シングルス2回戦に臨んだ大西賢
写真/佐藤ひろし