28日、女子テニスツアーの東レ・パン・パシフィック・オープンはシングルス決勝が行われ、第7シードのぺトラ・クビトバが第5シードのアンゲリク・ケルバーを6-2、0-6、6-3のフルセットで下し、今季2勝目となるタイトルを東京で手に入れた。
前日の準決勝ではビーナス・ウィリアムズとの激戦を制していたクビトバ。この日は試合開始からペースを握り、あっさりと第1セットを先取したが、第2セットに入ると試合の流れをケルバーに譲り、タイトルの行方はファイナルセットに委ねられた。
今大会では初出場となった2010年に初戦敗退。ウィンブルドン女王としてやってきた2011年にベスト4。そして昨年は2回戦敗退と波のある成績を残しているクビトバ。第3セットに入ると再びギアを上げ、粘るケルバーを突き放した。
今年で30周年を迎えた今大会、左利きの選手がシングルスで優勝するのは、1993年のマルチナ・ナブラチロワ以来20年ぶりのこととなる。