2日、男子テニスの楽天ジャパンオープンはシングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場の添田豪(29歳)が登場したが、第3シードのミロシュ・ラオニッチ(22歳、カナダ)に4-6、6-7(0)のストレートで敗退、今大会初勝利とはならなかった。

今年で9年連続での今大会出場となる添田は序盤となる第1セット第3ゲームでラオニッチにブレークを許してしまうと、その後はブレークチャンスを迎えることなくセットを先制されてしまう。

先週行われたタイオープンで今季2勝目となるタイトルを獲得したばかりのラオニッチは、第1セットだけで10本ものサービスエースを決めるなど、サーブが好調。特にファーストサーブが決まった時には、試合を通して2ポイントしか失わなかった。

添田のサーブで始まった第2セットは、ともにサービスキープを続ける展開に。お互いに一歩も譲らず、相手にブレークチャンスを与えないままタイブレークに突入する。そのタイブレークでは、サーブ力に勝るラオニッチが一気に7ポイントを連取、粘る添田を突き放した。

この日の試合だけで24本のサービスエースを決め、1本もブレークピンチに直面しなかったラオニッチは、昨年は決勝まで進出したものの、錦織圭(23歳)に敗れ、準優勝に終わっていた。また今季は8月に初のトップ10入りを果たすなど、ハードコートシーズンで好成績を残している。

一方の添田は、先々週に行われたデビスカップ・プレーオフに日本代表として出場。2-2で迎えた試合で見事に勝利を収め、日本のワールドグループ復帰に大きく貢献していた。

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