3日、男子テニスツアーのチャイナ・オープンはシングルス2回戦が行われ、第1シードのノバク・ジョコビッチ(26歳、セルビア)がフェルナンド・ベルダスコ(29歳、スペイン)を7-5、2-6、6-2のフルセットで振り切り、ベスト8進出を決めた。
今大会に出場するのは今年で4度目となるジョコビッチ。過去3大会は全て優勝を飾っており、この日の勝利で今大会での通算成績を16勝0敗としている。また、ジョコビッチが世界ランク1位の座を守るためには、今年も今大会で優勝することが必要となる。
「ランキングは変わっていくものさ」とジョコビッチ。「そのことを考えすぎても良くないし、僕の仕事はできるだけ多くの試合に勝つことだけ。そうすれば、ランキングもついてくるさ」
第1セットを先取したジョコビッチは、第2セットに入るとベルダスコに反撃を許し、2度のサービスブレークを喫してしまう。ファイナルセットでは、ゲームカウント2-0とスタートダッシュに成功したジョコビッチがそのまま逃げ切り、1時間54分でベルダスコを振り切った。
今シーズン初めの全豪オープンで3連覇を達成したジョコビッチであるが、4月のモンテカルロ・マスターズを最後にタイトルには縁がない。そのモンテカルロ大会では、決勝でラファエル・ナダルを下していた。
ジョコビッチは準々決勝でサム・クエリー(25歳、米国)と対戦する。クエリーはこの日の試合で、第6シードのスタニスラス・ワウリンカ(28歳、スイス)を6-3、7-6(2)のストレートで下している。