4日、男子テニスツアーの楽天ジャパンオープンはシングルス準々決勝が行われ、イバン・ドディッグ(28歳、クロアチア)がヤルコ・ニエミネン(32歳、フィンランド)を6-2、7-6(3)で、ミロシュ・ラオニッチ(22歳、カナダ)がルーカス・ラコ(25歳、スロバキア)を6-3、6-3で下し、それぞれベスト4進出を決めた。
センターコート第1試合に登場したドディッグとニエミネンの2人。出だしの第1セット第1ゲームをドディッグがブレークに成功すると、そのまま試合の主導権を握り第5ゲームで再びブレークに成功。一気にセットを先取する。
第2セットに入ると、元世界ランク13位のニエミネンが意地を見せて試合は接戦に。第11ゲームをブレークしたドディッグが6-5でサービスゲームを迎えるが、この土壇場でニエミネンがブレークバック。このセットはタイブレークにもつれ込むだものの、2回戦で第2シードのジョーウィルフリード・ツォンガを破ったドディッグが押し切り、1時間30分でベスト4一番乗りを決めた。
続いて行われた第2試合では、ラッキールーザーながらもここまで快進撃を続けるラコを、1回戦で添田豪を破っているラオニッチが自慢のサーブで圧倒。1本のブレークチャンスすら相手に与えることなく、わずか62分でベスト4入りの切符を掴んだ。
今季初めて世界ランキングでトップ10入りを果たしているラオニッチは、先週のバンコク大会でタイトルを獲得しており、この日の試合で7連勝を達成。今大会では、ここまでの3試合で全てのサービスゲームをキープしているばかりか、1度もブレークピンチに直面しておらず、まさに絶好調。
明日の準決勝では、ドディッグとラオニッチが決勝進出をかけて対戦する。両者の対戦成績はドディッグが2勝0敗とリードしている。