9日、大阪の靱テニスセンターにて開催されている世界ツアー大会、HPジャパン女子オープン(ハードコート)の大会3日目、女子シングルス2回戦とダブルス準々決勝が行われた。
世界ランク87位の奈良くるみ(21歳)は、同48位で第8シードのモニカ・ブイグ(20歳、プエルトリコ)と対戦し、7-5、7-6(4)で接戦を制し、HPオープンで自身初となる8強入りを決めた。
準々決勝で奈良は、同79位のポロナ・ヘルツォグ(22歳、スロベニア)と対戦する。奈良とヘルツォグは昨年の東レPPOの予選で対戦しており、そのときは奈良が、6-1、6-4のストレートで勝利している。
試合後のコメントで奈良は「地元大阪で、強い相手に勝つことができベスト8に入れて、すごくうれしい。今日は、相手のサーブが良くても、ウィナーを取られても、メンタル面で落ちることなく冷静に状況を分析することができた。それが2セットで試合を締めれた要因だと思う。
次の試合もリターンが鍵になると思うので、チャンスを見つけてワンチャンスをものにしたい」と喜びを語った。
また、同18位で第2シードのサビーネ・リシキ(24歳)は、腰の痛みのため出場を辞退した。
HPオープン
シングルス
準々決勝
奈良くるみ[WC] vs ポロナ・ヘルツォグ(スロベニア)
2回戦
クルム伊達公子 vs 土居美咲
〇奈良くるみ[WC] 7-5 7-6(4) ●モニカ・ブイグ(プエルトリコ)[8]
1回戦
〇クルム伊達公子 6-4 6-4 ●ローラ・ロブソン(英国)
〇奈良くるみ[WC] 6-3 6-2 ●カロリン・ガルシア(フランス)
〇土居美咲 6-1 6-2 ●シルビア・ソレルエスピノサ(スペイン)
ダブルス
2回戦
土居美咲/宮村美紀 vs ヴァルヴァラ・レプチェンコ(ウズベキスタン)/サイサイ・ジェン(中国)
1回戦
〇土居美咲/宮村美紀 7-6(5) 6-2 ●ジョアナ・ラーソン(スウェーデン)/モールトン・レビー(米国)
〇ヴァルヴァラ・レプチェンコ(ウズベキスタン)/サイサイ・ジェン(中国) 6-7(2) 6-2[ 10-5] ●奈良くるみ/尾﨑里紗[WC]
※写真:8強入りを決めた奈良くるみ