12日、中国・上海で行われている男子テニスツアーの上海ロレックス・マスターズはシングルス準決勝が行われ、第6シードのフアンマルティン・デルポトロ(25歳、アルゼンチン)が第2シードのラファエル・ナダル(27歳、スペイン)に6-2、6-4のストレートで勝利、決勝に進出するとともに、ツアー最終戦の出場権を手に入れた。
自身4度目となるツアー最終戦出場を決めたデルポトロは「他の7人の選手とロンドンでシーズンを終えることは、とても素晴らしいことだよ」と、喜びを隠さなかった。
「試合を通して堅実なプレーができた」というデルポトロ。試合開始から連続ブレークを奪いスタートダッシュに成功すると、そのままセットを先取。第2セットでも序盤でブレークに成功すると、自らんおサービスゲームでは再三あったブレークピンチを切り抜け、1時間46分でナダルを退けた。
一方のナダルは世界ランク1位に返り咲いてから初めての大会を優勝で飾ることはなかったが「彼のプレーは素晴らしかった。おめでとうと言うしかない。悪いプレーではなかったけど、たまにあれだけのレベルでプレーする選手に出くわす時がある」と負けを受け入れていた。
デルポトロは決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(26歳、セルビア)と対戦する。ジョコビッチはこの日、第7シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(28歳、フランス)を6-2、7-5で下し、決勝進出を決めている。