5月5日 ATP,WTA男女共催大会 Mutua マドリードオープン

男子2回戦が行われ、錦織圭(日清食品)は第5シードのA・ズベレフ(ドイツ)に3-6、2-6のストレートで敗れた。

ラッキールーザーで出場、1回戦に勝った西岡良仁(ミキハウス)だったが、このマドリードオープンではまだ1度もサーブを落としていない好調の22歳 C・ルード(ノールウェー、22位) に1-6、2-6で敗れた。西岡も良いテニスをしていたのだが。

次戦は、9日開幕のイタリアンオープン(ローマ)に出場予定だ。

錦織圭
らしさ、随所に発揮したが

<<マドリードオープン2回戦>>
●錦織圭 3-6 2-6 ◎A・ズベレフ

第5シードのズベレフ、最高ランキングは3位、昨年のUSオープン決勝ではティエムに6-2、6-4、4-6、3-6、6-7(6) 、4時間2分の激戦の末に敗れ悔し涙にくれた。

錦織対ズベレフの対戦成績は1勝2敗
トスに勝った錦織はリターンを選んだ。

第1セット

第2ゲームで15-40とピンチの錦織、デュース3回、4つのブレーク・ポイントを凌ぎ、1-1とキープ。

2-2、ズベレフのサーブ、30-40、ネットに出てきたズベレフを錦織は落ち着いてバックのストレート・パス、3-2と先にブレークする。

マドリードオープンの会場は海抜600メートルを越え、ボールが弾みパワープレーヤーに有利。
「ビッグサーバーとこの高地で当たりたくはなかった」と錦織は言っていたが、
続くサービスゲーム、フォアの深いリターンなど打ち込まれサーブを落とすと4ゲーム連取される。

ズベレフ スーパーショット動画

第2セット

1-1、錦織のサーブ15-40、強烈なバックに押されサーブを落とす。

続くズベレフのサーブでデュースに持ち込むが14回のラリー戦、錦織のパスはワイドになり、ズベレフ3-1とキープ。

錦織、15-30から2-3とキープ。

錦織はリターンから攻撃し15-30とするが、ズベレフはサービス・エースなどで4-2キープ。
「ボールの処理に早く慣れて、うまく対処できれば」と言っていた錦織だったが。

乗ってきたズベレフはネットインになったボールを落ち着いてさばくなど、続く錦織のサーブをブレーク5-2とする。

サービング・フォ・ザ・マッチでもサービス・エースを決めるなどラブでキープし、ズベレフが勝利した。

錦織圭vsズベレフ動画

バルセロナではナダル。このマドリードではズベレフと強敵と対戦。
「けっこういっぱいいっぱい」とバルセロナでは言っていたが、タフな相手といい試合ができ、クレーコートの感覚を取り戻している錦織圭だ。

バルセロナ、マドリード、次はローマそして全仏オープンだ

記事:塚越亘 塚越景子 写真:Mutua マドリードオープン