6月1日(火)全仏オープン 3日目、今日で全てのシングルス1回戦が終わる。

これまで5度のグランドスラム本戦出場を果たしている内山靖崇(積水化学工業)、初のグランドスラム大会本戦勝利を目指し、M・チェッキナート(イタリア)に挑んだが6-3、1-6、2-6、4-6で敗れた。

厳しい予選を勝ち抜いたダニエル太郎(エイブル)だったが、第9シードのM・ベレッティーニ(イタリア)に0-6、4-6、6-4、4-6で敗れた。

明日から2回戦が始まり、錦織圭(日清食品)が第2試合、日比野菜緒(ブラス)は第4試合に入った。明日からダブルスも始まり、西岡良仁(ミキハウス)は台湾の盧彦勳と組み出場する。6月2日オーダー・オブ・プレー
西岡のシングルス2回戦は3日になる。
大坂なおみ(日清食品)は棄権した。

<<1回戦>>
●ダニエル太郎 0-6、4-6、6-4、4-6 ◎M・ベレッティーニ

ダニエル、全仏オープンでは、4度本戦入り、2016年と2017年では2回戦に進出している。今年は厳しい予選を突破しての本戦でのプレーだ。

二人の対戦成績は1勝1敗
ダニエルがツアー初優勝を飾った2018年ATP250イスタンブール大会では1回戦で対戦、7-5、6-3で勝利。
直近では今年4月のATP250ベオグラード大会の準決勝、1-6、7-6(5)、0-6、フルセットで敗れている。

オープニングゲームを落としたダニエルは0-6で第1セットを落とす。

第2セットは競り合うが第7ゲームをブレークされる。

二人の意地がぶつかり合う激しいストローク戦。ダニエルは積極的にネットプレーも入れる。

第3セットは第10ゲームをブレークし、このセットを取った。

第4セット、ダニエルは第5ゲームを落とす。

5-4、ベレッティーニのサービング・フォ・ザ・マッチ、サービス・エースやサービス・エース級を決めてベレッティーニが締めくくった。

内山靖崇クレーコーター相手に健闘したが


<<1回戦>>
●内山靖崇 6-3、1-6、2-6、4-6 ◎M・チェッキナート

チェッキナートは2018年全仏オープンではジョコビッチなど破り4強になっているクレーを得意としている強敵。

6度目のグランドスラム大会本戦出場の内山サーブで始まる。

予選から戦うつもでパリ入りした内山、良いプレーをしている。
本戦入りが決まり、良い練習をしていたのだろう。

第4ゲームをブレーク、内山3-1とする。
6-3で第1セットを取る。

第2セット、内山、セカンドサーブからボレーを決めるなど積極的なプレーを展開。
内山のプレーに慣れてきたチェッキナート得意なバックのダウン・ザ・ラインを決めブレーク、3-1とリード。

その後はチェッキナートらしさ発揮するようになり6-1で取り返す。

第3セット、最初のサーブをデュース後に内山は落とす。

第4セット、内山が先にブレークし2-0とするが、続くサーブ、パッシングを決められサーブをブレーク・バックされる。

3-3、内山15-40、ダウン・ザ・ラインのパスを決めチェッキナートがブレーク。

5-4、チェッキナートのサービング・フォ・ザ・マッチ、40-0、Tへサービス・エースを決められた。 

良く頑張ったがグランドスラム大会本戦での1勝には届かなかった。

厳しい予選を突破してきたダニエル太郎、積極的にネットプレーも

記事:塚越亘 塚越景子 写真 H.Sato