6月2日(現地時間)、『全仏オープン』4日目が開催され、日比野菜緒(ブラス・世界ランキング82位)が、エレナ・リバキナ(カザフスタン・22位)と対戦し、3−6、1−6で敗退、3回戦進出はならなかった。
3度目の全仏出場となるリバキナは、すでにツアータイトル2つを持つ21歳。184センチの長身から繰り出すサービスと、スピードあるストロークを武器としている。
第1セットは序盤の第2ゲームでサービスブレークを許した日比野だが、少しずつ相手のボールスピードにも対応していき、粘り強さも見せていた。
続く第2セットのファーストゲーム、ブレークポイント2本を凌いでキープした日比野がここから息を吹き返すと思いきや、リバキナのプレーにスキはなく、1−1の第3ゲーム、ラブゲームでブレークを許すと、完全に流れはリバキナへ。フラット系の低い弾道のスピードボールでエースを量産し、その後5ゲームを連取した。
最終的には20本のウイナーを放ち、反撃の糸口さえも日比野に掴ませなかったリバキナの圧勝劇となった。
■全仏オープン(グランドスラム)
・日程/2021年5月30日~6月13日
・会場/フランス・パリ・ローランギャロス
・サーフェス/クレーコート
・賞金総額/3436万7215ユーロ(約46億円)