日本女子ペアとして「ウィンブルドン」史上初の4強入りを果たした青山修子(近藤乳業)、柴原瑛菜(橋本総業)組が、7月12日発表された2021年度世界ダブルス レース ランキングで世界2位となった。

同時に発表された過去1年を通してのWTAダブルスランキングでは二人は同率で世界10位タイとなっている。

「ウィンブルドン、残念ですがベスト4で負けてしまいました。
たくさんの応援を感じながらプレーしてとても楽しかったです🥰
今度はオリンピックに向けて切り替えて頑張ります💪💪
応援よろしくお願いします🙏」柴原瑛菜 Facebook

7月9日、ウィンブルドン女子ダブルス準決勝、第5シードの青山/柴原組は第3シードの謝淑薇(台湾)/E・メルテンス(ベルギー)組に4-6、6-1、3-6で惜しくも敗れた。

惜しかった準決勝 マッチポイント逃れ、
ブレーク・バックのチャンス5回あったが

<<女子ダブルス準決勝>>
●青山修子/柴原瑛菜 4-6 6-1 3-6 ◎謝/メルテンス

謝は2013年と2019年のウィンブルドンダブルス、メルテンスは今年の全豪オープンダブルス優勝者だ。

第1セットを4-6で落とした青山/柴原組だが、
第2セットの最初のゲーム、柴原が40-0からサービス・エースで1-0とする。
続くメルテンスのサーブをブレーク。
青山は3度のブレーク・ポイントを凌いで3-0とキープ。
すると、第4ゲームもブレーク4-0。そして5-0。
6-1でセットを取り返した。

ファイナル・セット

第4ゲーム、青山のサーブで30-40のピンチ、
ラリー戦の中、謝に思い切り良いポーチを決められ、1-3とサーブを先に落とす。

メルテンス5-3、サービング・フォ・ザ・マッチ、
柴原のスマッシュ、メルテンスのダブルフォルト、謝のボールタッチなどで15-40とブレーク・バックのチャンスが訪れた!

しかし、サービス・エースなどでデュースに持ち込まれる。
3回目のデュースで最初のマッチポイントをにぎられるが、今度は日本ペアがデュースに持ち込む。

デュースの数は6回、5回ブレーク・バックのチャンスがあったが、
12分はかかったこの長いゲーム、3回目のマッチポイント、Tへサービス・エースを決められてしまった。
どちらに転ぶかわからない大接戦の末の敗戦だった。

マッチポイント逃れ
謝/メルテンス 優勝

優勝は青山修子/柴原瑛菜組を破ったメルテンス/謝組

女子ダブルス決勝は青山/柴原組を破った第3シードの謝淑薇(台湾)/メルテンス(ベルギー)組が、クデルメトワ/ベスニナ(ロシア)組を2本のマッチポイントを逃れ、3-6、7-5、9-7で競り勝った。

クデルメトワ/ベスニナは第2セット、5-4のサーブでチャンピオンシップ・ポイント2本あったが取れず、ファイナル・セットでも2度のサービング・フォ・ザ・チャンピオンシップがあったが、逃した。
謝/メルテンスウィンブルドン優勝 記事

女子ダブルスドロー
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ウィンブルドン4強と活躍した青山修子/柴原瑛菜組

記事:塚越亘/塚越景子/協力:大坪宏寿M.Otsubo Photo: H.Sato