アメリカ、ワシントンDCで行われているATP500 「シティ・オープン

8月2日、1回戦が行われ、錦織圭(日清食品)は サム・クエリー(アメリカ)を6-4、6-3のストレートで破り、東京オリンピック後の初戦を勝利で飾った。

西岡良仁(ミキハウス)は、 ジャック・ソック(アメリカ)と対戦、第1セットのタイブレークを7-3で先取したものの、右足のケガにより第2セット0-4で途中棄権。残念ながら、2回戦での第1シードのナダル(スペイン)との対戦は実現しなかった。

内山靖崇(積水化学工業)は最高ランキング18位のアンドレアス・セッピ(イタリア)を相手に第1セットを6-3で取ったが、5-7、3-6で惜敗した。

錦織は2回戦では、第9シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)と対戦する。

西岡良仁による シティ・オープンの見どころ (錦織圭とブブリクについては5:45から。西岡は24歳のブブリクを警戒)

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錦織圭 良い感覚で快勝

<<1回戦>>
錦織圭 6-4 6-3 ●S・クエリー

コートサイドにはチャンコーチの姿も。

クエリーのサーブで始まる。

3-3、クエリーのサーブ、2回目のデュース、錦織はフォアクロスへのリターン・エースでブレーク・チャンスを握ったがクエリーがキープ。

4-4、クエリーのサーブを遂にブレーク。

続くサーブをキープして錦織が6-4で第1セットを取る。

第2セット

ロブをロブで返すなど素晴らしい攻防がある。
苦戦するがクエリーが2-1とキープ。

錦織2-3のサーブ、10分ほどの長いゲームになる。
錦織は攻められ、30-40とブレーク・ポイントを握られる。
デュースの数は7回、ブレーク・ポイントは5回握られたが、錦織が3-3とナイスキープ。

チャンスを生かせなかったクエリーはサーブを落とした。

3-5、クエリーのサーブ、
ダブルフォルトで30-40とマッチポイント。
錦織はクエリーのセカンドサーブをバックのストレートに決め、6-3で快勝した。

「東京オリンピックでは久しぶりにいい感覚でテニスができた。
このいい感覚で良い試合を重ねるということが、今は一番大事」と錦織。

錦織圭、西岡良仁 1回戦 ハイライト動画

西岡良仁、内山靖崇 惜しかった!!

J・ソック(米) 6-7(3) 4-0ret. ●西岡良仁
西岡良仁のプレーは見ていて楽しい。
パワーテニスのソックの強打を緩急とプレースメントで完全に封じ込めている。
アメリカ人も西岡の頭脳的なプレーに驚くと共に声援を送る。
タイブレークを7-3で取ったが、第1セット、5-4の時に右脚を痛めてしまったようだ。

A・セッピ(伊) 3-6 7-5 6-3 ●内山靖崇

内山靖崇も惜しかった。
ヨーロッパからメキシコそしてアメリカの大会と転戦、この大会の前週にはATP250アトランタでペール(フランス)と5-7、7-6(2)、4-6フルセットの戦いを挑んでいた。
あとひと踏ん張りの内山靖崇だ。

ATP500 Citi Open
開催日: 2021年8月2日~8月8日(日)
会場: Rock Creek Park Tennis Center
現地時刻(時差 -13時間)

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オーダー・オブ・プレー

第1シード R・ナダル(スペイン)、第2シード オジェ アリアシム(カナダ)、トップ8シードは1回戦bye(免除)。

<<シングルス2回戦>>
錦織圭 vs 9]A・ブブリク(カザフスタン)

<<1回戦>>
錦織圭 64 63 ●S・クエリー(米)
J・ソック(米) 67(3) 4-0ret. ●西岡良仁
A・セッピ(伊) 36 75 63 ●内山靖崇
シングルスドローnet版
ドローPDF

ダブルスにはマクラクラン勉(イカイ)/クラーセン(南ア)組が出場
ダブルスドロー

予選には伊藤竜馬、添田豪が挑戦
予選ドロー

2015年、錦織圭優勝: その時の記事
2015年錦織圭優勝ハイライト YouTube

記事:塚越亘/塚越景子 Photo: Citi Open