大坂なおみ(日清食品)が初日のナイトセッションに登場、 マリー・ブーズコバ(チェコ、86位、23歳)と対戦した。
大会前にSNSにて「これから、私自身そして自分の成果をもっと讃えていきたい。朝起きて、”何かを先延ばしにしなかったか?”それだけで自分はチャンピオン。仕事で”ずっと悩んでいたことが解決した?”自分はまさに伝説」とポジティブな発信をしていた大坂は、2時間以上遅れたナイトマッチでも気持ちの入った様子でコートに姿を見せた。
序盤は堅実なディフェンスと、時折リターンでネットにも詰めてプレッシャーをかけるなど、定石を外した攻撃も見せるブーズコバに対し、力みでミスが出ていた大坂。第1セットはお互いサービスキープが続いた中、第10ゲームで大坂がブレークを果たし、6-4で先取する。
第2セットはセットをリードした大坂の力みが少しずつ取れ、スイングにシャープさと、ボールに伸びが出てくる。第2ゲーム、強打をしつこく深く返していたブーズコバのサービスゲームをブレークし、続く第3ゲームの長いデュースを制して3-0とすると、試合は一気に大坂のペースへ。マッチポイントでフォアのウイナーを叩き込み、6-1で勝利を収めた。
「少しナーバスになったけど、ナイトマッチを楽しみたいと思った」と、試合後、笑顔を見せる大坂。大会2連覇をかけた滑り出しは順調といっていいだろう。
2回戦ではセルビアの145位、オルガ・ダニロビッチと対戦する。
男子シングルス1回戦ではダニエル太郎(エイブル)がF・バグニス(アルゼンチン)に3-6、3-6、3-6で敗れ、2017年以来4年ぶり2度目の初戦突破はならなかった。
フランスのツォンガが欠場したためラッキールーザーでの本戦入りした杉田祐一(三菱電機)だったが、第8シードのC・ルード(ノルウェー)に3-6、2-6、2-6で敗れた。
明日、8月31日には錦織圭(日清食品)、西岡良仁(ミキハウス)、日比野菜緒(ブラス)、土居美咲(ミキハウス)の試合が入っている。8月31日オーダー・オブ・プレー
賞金総額$57,500,000(約65億円)
会場:USTA Billie Jean King ナショナルテニスセンター
NY現地時刻(時差-13時間)
本戦:8/30 - 9/12,2021
シングルス賞金(男女同額)
優勝:$2,500,000(約3億円)
1回戦:$75,000(約800万円)
大会日程
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<<女子1回戦>>
◎3]大坂なおみ 64 61 ●M・ブーズコバ(チェコ)
日比野菜緒 vs F・フェロ(仏、80位、24歳)
土居美咲 vs W]S・サンダース(豪、132位、27歳)
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写真:H.Sato/TJapan