今年最後のグランドスラム大会 「USオープン」。
男子シングルス1回戦で、USオープンには2年ぶり出場の錦織圭(日清食品)はサルバトーレ・カルゾ(イタリア)を6-1、6-1、5-7、6-3で破り2回戦に勝ち進んだ。
西岡良仁(ミキハウス)は第1セットの競り合いを制したが2週間前に痛めた右手首が気になり、残念ながら7-6(5)、2-6、4-6、2-6で元トップ10のジャック・ソック(アメリカ)に競り負けた。
女子シングルス1回戦で、土居美咲(ミキハウス)は主催者推薦で出場のS・サンダース(オーストラリア)を7-6(3)、6-3で破り2回戦に勝ち進んだ。
日比野菜緒(ブラス)はフィオナ・フェロ(フランス)に1-6、4-6で敗れた。
男子では東京オリンピック金メダリストの第4シードのズベレフ(ドイツ)らは順当勝ちした。
大坂なおみの2回戦はセンターコート、11時からの第1試合となった。(日本時間9月1日の真夜中) 9月1日 オーダー・オブ・プレー
錦織圭さすが!!!!!!
しっかりと勝利
<<男子1回戦>>
◎錦織圭 6-1 6-1 5-7 6-3 ●S・カルゾ
ATP500ワシントンで右肩を痛めた錦織、ATPマスターズ1000トロントは1回戦に勝利するものの、2回戦を棄権。
続くATP1000シンシナティ大会は欠場。
久しぶりの実戦だ。
対戦相手はイタリアのサルバトーレ・カルゾ、28歳、113位。
トスに勝った錦織は、レシーブを選ぶ。
積極的にネットに詰めるなど15でブレーク。
続くサーブで30-40とブレーク・ポイントを握られたが2回のデュースの末にキープ。
第4ゲームでも30-40とブレーク・ポイントがあったが、バック深くへのリバース・サーブを決めるなど4-0。
第1セットは32分。
第2セットは26分で両セット共に6-1で取る。
実力差を感じさせる両セットだったが、第3セットの最初のゲームをカルゾはキープすると、
第3ゲームもキープ、大きなガッツポーズを作る。
第7ゲームではブレーク・ポイントを凌ぎキープを続け、錦織にプレッシャーをかける。
キープが続き、錦織5-6、30-40とセットポイントを握られる。
錦織5回続いたラリー戦をワイド。
5-7、52分かかった第3セットを落とした。
第4セット
1-1まではお互いにブレーク・ポイントがあったがキープ。
ところが、そこからはブレーク合戦。
カルゾの粘り、ファイティング・スピリッツは凄い。
混戦になり、両者ネットに出た場面、カルゾは錦織のドライブ・ボレーを読み、ブロックボレーで決めるなどする。
どちらに転ぶがわからなくなりそうな展開だったが、錦織はサーブ&ボレーで5-3キープ。
カルゾ、3-5、30-40のマッチポイント、カルゾのバックはネッにかかり、錦織が勝ち切った。
「ほっとした。
3セット目から相手も良くなり、
あせりもあり、打ち切れなかったりした。
内容で言うとオリンピックとかワシントンの方が若干良かった気はするが、
1, 2セットは十分良いテニスができた。」と錦織。
2回戦では第27シードのD・ゴファン(ベルギー)を6-2、7-5、6-3ストレートで破ったアメリカのM・マクドナルドと対戦する。
錦織、マクドナルドにはワシントンDCでのATP500 「シティ・オープン」の準決勝で4-6、6-3、5-7、3時間の激闘の末に敗れている。その時の記事: 錦織圭ワシントン準決 3時間激闘 惜敗
賞金総額$57,500,000(約65億円)
シングルス賞金(男女同額)
優勝:$2,500,000(約3億円)
1回戦:$75,000(約800万円)
賞金ブレークダウン
会場:USTA Billie Jean King ナショナルテニスセンター
NY現地時刻(時差-13時間)
本戦:8/30 - 9/12,2021
大会日程
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<<男子1回戦>>
◎錦織圭 6-1 6-1 5-7 6-3 ●S・カルゾ(伊)
◎J・ソック(米) 67(5) 62 64 62 ●西岡良仁
◎F・バグニス(アルゼンチン) 63 63 63 ●ダニエル太郎
◎8]C・ルード(ノルウェー) 63 62 62 ●杉田祐一
男子ドローnet版
男子ドローPDF
<<女子1回戦>>
◎3]大坂なおみ 64 61 ●M・ブズコバ(チェコ)
◎土居美咲 76(3) 63 ●W]S・サンダース(豪)
記事:塚越亘 塚越景子 写真:H.Sato/TJapan