25日、イスタンブールで開催されている女子テニスツアーのファイナル、WTAチャンピオンシップは大会4日目にラウンドロビン最後のシングルス3試合を行い、ペトラ・クビトバ(23歳、チェコ)、リー・ナ(31歳、中国)、そしてエレナ・ヤンコビッチ(28歳、セルビア)が準決勝進出を決めた。
レッドグループからの残り1枠をかけてアンゲリク・ケルバー(25歳、ドイツ)と対戦したクビトバは、フルセットまでもつれたこの試合を6-7(3)、6-2、6-3の逆転で制し、決勝トーナメント進出を決めた。
チャンピオンシップ初出場となった2011年には全勝でタイトルを獲得しているクビトバは準決勝でリーと対戦する。ここまで2連勝と好調のリーは、ビクトリア・アザレンカ(24歳、ベラルーシ)を6-2、6-1で下し、ホワイトグループ1位での決勝トーナメント進出を決めている。
故障を抱えるアザレンカに対し、リーはグラウンドストロークやボレーでポイントを重ね、第1セット第6ゲームから8ゲームを連取するなど試合の流れを掴んだ。「もし体調が万全なら、彼女はタフな対戦相手になります。残念中ことに、今夜の彼女は健康ではありませんでした。この瞬間を楽しみたいですが、彼女の怪我も心配です」
残るもう1試合では、ここまで2連敗のサラ・エラニ(26歳、イタリア)がヤンコビッチに6-4、6-4のストレートで勝利、今大会初勝利を記録した。これでホワイトグループは1勝2敗でヤンコビッチ、アザレンカ、エラニの3人が並んだが、得失セット率でヤンコビッチが他の2人をリードしたため、ベスト4進出となった。
WTAチャンピオンシップ
レッドグループ | ラウンドロビン勝敗 | 得失セット数 | 順位 |
セリーナ・ウィリアムズ | 3勝0敗 | 6-0 | 1 |
アグニエシュカ・ラドワンスカ | 0勝3敗 | 0-6 | 4 |
ペトラ・クビトバ | 2勝1敗 | 4-3 | 2 |
アンゲリク・ケルバー | 1勝2敗 | 3-4 | 3 |
ホワイトグループ | ラウンドロビン勝敗 | 得失セット数 | 順位 |
ビクトリア・アザレンカ | 1勝2敗 | 2-4 | 3 |
リー・ナ | 3勝0敗 | 6-1 | 1 |
サラ・エラニ | 1勝2敗 | 2-4 | 4 |
エレナ・ヤンコビッチ | 1勝2敗 | 3-4 | 2 |