いつもなら楽天ジャパンオープン、東レPPOなど国際大会が行われている10月だが、コロナ禍により日本では昨年に続き国際テニス大会が行われていない。

そんな中ではあるが、誕生から100周年を迎える 「全日本テニス選手権」が10月30日(土)から11月7日(日)まで開催される。
昨年はオリンピックのテスト競技として有明で開催され、男子は中川直樹、女子は秋田史帆(共に橋本総業)が優勝した。

昨年は開催されなかった「日本リーグ」だったが、今年は開催される。
ファーストステージは12月2日(木)から、セカンドステージは2022年1月19日(水)から、決勝トーナメントは2月18日(金)から東京体育館で行われる。

コロナ禍で国内ではテニス試合が無い現状だが、選手の為に「みらいカップ」が10月18日(火)から行われる。試合が出来る環境の提供そして全日本選手権に向けての前哨戦と言う位置付けだ。

100年の歴史
「大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権」
今年はビーンズドーム 無観客

日本庭球協会が正式に発足したのが1922年(大正11年)3月だが、その半年後の9月9日から15日までに第1回全日本選手権は開催された。
優勝は早大OBの福田雅之助。その頃すでに清水善造、熊谷一弥がウィンブルドンや全米で活躍していて、テニス人気は凄く、黒山の人だかりだったと言われている。

戦争などで開催不可能などの時もあり、今年は96回目の全日本テニス選手権。タイトルスポンサーが三菱から、「大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権 96th」となった。

大会会場は、有明コロシアムなどテニスの森公園が、東京オリンピック終了後の工事などの為に使えず、神戸のブルボンビーンズドーム(兵庫県三木市)で開催される。全日本選手権 要項

日本リーグ12月から
決勝トーナメント 2022年2月東京体育館

昨年は開催されなかったが12月からは実業団テニス対抗戦 日本リーグ が、横浜国際プールとビーンズドームで始まる。

ファーストステージも12月2日(木)から開催され、セカンドステージは2022年1月19日(水)から、決勝トーナメントは2月18日(金)となった。日本リーグ 要項

橋本総業 みらいカップ2021
吉田記念テニス研修センター TTC

コロナ禍で試合のない選手達への経済的支援と、試合が出来る環境の提供、全日本選手権に向けての前哨戦として行われる。主催者推薦で大学、高校生参戦予定。

まずは女子: 10/18-19(月・火) 2日間 16ドロー

女子参加予定選手

男子: 10/20-21(水・木) 2日間 24ドロー

男子参戦予定選手


試合形式: 1セットマッチ6オールタイブレイク

2020年の全日本チャンピオン中川直樹も参戦予定

記事:塚越亘/塚越景子 写真:鯉沼宣之/伊藤功己/TennisJapan