「想像している以上の苦労」伊達公子さんが映画『ドリーム・プラン』を語る

テニス界の世界最強の姉妹、ビーナス＆セリーナ・ウィリアムズの父、リチャードさんが立てた、世界王者にするための78ページの計画書を題材にした映画、『ドリーム・プラン』の公開が2月23日（祝）に迫ってきた。

ビーナス、セリーナの両者と対戦経験があり、この映画の字幕監修を務めた伊達公子さんが、鑑賞を終えて、特別インタビューに応じた。

「セリーナ＆ビーナス・ウィリアムズ姉妹が、本当の意味でどうやって生まれてきたのか。その裏側に心が動かされる」と、世界最強プレーヤー誕生の経緯について興味を持つ。

２人の知られざる努力の裏側を、映画を通して知った伊達さんは、「想像している以上の苦労があり、でも、それに怯まない家族の絆があって…。リチャードさんの思いがこんなにも強かったんだなということに、すごく感動しました」と、強い絆で結ばれた家族が一丸となって辿った道のりに、驚きを隠さない。

父、リチャード氏を演じるのは、アカデミー賞®の呼び声が高いウィル･スミスだ。まるで本人かのようなリアルな演技、姉妹を演じたふたりの若き女優、母オラシーン役のアーンジャニュー・エリスの熱演、そして徹底的にリアルに再現されたテニス大会など、見どころ満載の映画となっており、「最初から最後まで本当にあっという間でしたね」と時間を忘れてしまうくらい引き込まれる作品だったと語った。