10月31日(木)パリ、フランスで行われているパリ室内マスターズ、錦織圭の3回戦が行われ、錦織は第9シード、世界10位(最高ランキング7位)のR.ガスケと対戦、3-6,2-6のストレートで残念ながら敗れた。
ガスケにストレートで破れてしまった錦織だが、今までのガスケ戦に比べると良く健闘し、素晴らしいポイントもとった。ガスケ攻略のヒントを掴んだ試合だったのではないだろうか。それよりも、体を痛がらず最後のポイントまで元気にプレーしていた姿は錦織圭ファンを一安心させたのではないだろうか。

<3回戦>
錦織 圭 3-6 2-6 〇9)R.ガスケ(FRA)

ガスケのサービス・エースで始まる。
次のポイントはダブルフォルト。単調な出だしだったが、この2ポイント以降は凄いラリー戦が続く。

徹底的にバックを攻めて30-40とブレーク・チャンスをつかむ。
が、ガスケがキープ。

第2ゲーム、ダブルフォルトで30-40とピンチ。
攻めてきたガスケに対してバックのパスを決めた。(ジュース)
3度目のジュースの末に錦織はキープする。

錦織は徹底的にガスケのバックを攻める。
もうストレートに行くかと言うタイミングでももう1本バックにもっていく。

ガスケも錦織もテニスがうまい。
ラリーが10回から20回続く。簡単に決まるポイントはほとんどない。
その攻防にパリの観客は大喜び。
闘っている二人はシンドイだろうが、どちらに転ぶかわからないバトルは見ていて楽しそうだ。

2-3、錦織のサーブ、ガスケがせめてきた、0-30、
なんと、ここで痛いダブルフォルトが2本連続で出てしまった。(錦織2-4)

ガスケ、30でキープし5-2とする。

ガスケ、5-3、サービング・フォ・ザ・セット、
ガスケは攻めて、40-15とセットポイント、
錦織、1本は逃れるが、2本目のセットポイントをサーブ&ボレーで決められてしまった。

第2セット

第3ゲーム、徹底的にバックを攻めた錦織だが、先にダウン・ザ・ラインに決められてしまう。
続くポイントはロングで30-40とピンチ!
ジュースにするが、短めになったボールをフォアで攻められて錦織はサーブを落とす。(錦織1-2)

第5ゲーム、ガスケもよく読む、錦織のドライブボレー、スマッシュを拾う、しかし錦織は慌てず今度はドロップ・ショットで決めた。
ブレーク・ポイントを2度しのぎ、9分ぐらいかけて錦織はこのサービス・ゲームをキープした。(偉い錦織、2-3だ!)

第7ゲーム、30-0からダブルフォルト2本、
バックのクロスをネット、30-40とブレーク・ポイントを握られたが、ジュースに。
4度目のジュース、20回続いたラリー、フォアで徹底的にバックを攻めた錦織だったが最後まで攻めきれず、ブレーク・ポイントを握られる。
15回のラリー戦、先にガスケにカウンターを打たれた。錦織はサーブを落とす。(錦織2-5)

5-2、ガスケのサービング・フォ・ザ・マッチ、30-30、
ラリー戦、ガスケはバックをライン上に決める。
マッチ・ポイント、今度はフォアのクロスをガスケは決めた。

この試合が始まる前、ガスケはATPファイナルに出場できるベスト8プレイヤー入りを決めた。
プレッシャーから解放されたガスケはのびのびとプレー。
そのガスケに健闘、最後まで元気にプレーした錦織圭だった。

錦織 圭 ブログ
錦織 圭 データー 1989年12月29日生まれ 23歳

大会正式名:BNP Paribas Masters
ATPカテゴリー:€3,300,000 ATP Masters 1000 パリ室内
48ドロー、室内ハード・コート
会場:Palais Omnisports Bercy パリ、フランス
期間:10/28-11/3,2013

オーダー・オブ・プレー
ライブ・スコア
パリ時刻(時差は-8時間)

<2回戦>
錦織 圭 16 76(4) 76(7) ●J.ソンガ(FRA)

<1回戦>
錦織 圭 64 62 ●J.Benneteau(FRA)
ドローネット版
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全日本人男子プレイヤーATPランキング

(記事 塚越 亘 テニスジャパン