4日、東京の有明テニスの森で開催されている全日本テニス選手権は女子シングルス1回戦7試合が行われ、第3シードの瀬間友里加(Club MASA)が藤原里華(北日本物産)に6-3、7-5のストレートで勝利。悲願の初優勝に向けて、好発進を決めた。

一昨年の準決勝でも対戦している両者。その時は瀬間が第1セットを先取したものの、藤原が続く2セットを連取して逆転勝利で決勝進出。その決勝で藤原は瀬間の妹である瀬間詠里花をストレートで破り、通算2度目となる全日本制覇を達成していた。

2008年の決勝ではクルム伊達公子の前に敗れ、あと一歩のところでタイトルを逃している瀬間は、2回戦でディフェンディング・チャンピオンである高雄恵利加(北日本物産)と対戦する。この日の試合で高雄は、美濃越舞(YCA)を1-6、6-3、6-2の逆転で下している。

センターコートでは田中優季(メディカルラボ)と秋田史帆(AUTOSTRADA)の対戦も行われ、ファイナルセットのタイブレークまでもつれた接戦を田中が6-4、5-7、7-6(3)で制し、2回戦に進出している。

今年のUSオープンで初めてグランドスラム予選に挑戦し、9月の東レPPOでは予選を突破する活躍を見せている第2シードの尾﨑里紗(ロイヤルヒル’81テニスクラブ)は、岡田上千晶(エームサービス)に6-3、6-3のストレート勝ち。プロになって初めて挑む全日本の初戦を突破した。

この他の試合では、穂積絵莉(レック興発)が井上雅(テニスラウンジ)を6-2、6-3で、江口美沙(北日本物産)が澤柳璃子(ミキハウス)を6-0、6-3で、田中真梨(橋本総業)が樋口由佳(日本体育施設)に6-2、6-2でそれぞれ勝利、2回戦に進出している。

全日本テニス選手権

女子シングルス
1回戦

〇瀬間友里加 6-3 7-5 藤原里華
〇高雄恵利加 1-6 6-3 6-2 美濃越舞
〇田中優季 6-4 5-7 7-6(3) 秋田史帆
〇尾崎里紗 6-3 6-3 岡田上千晶
〇穂積絵莉 6-2 6-3 井上雅
〇江口実沙 6-0 6-3 澤柳璃子
〇田中真梨 6-2 6-2 樋口由佳
〇波形純理 6-0 6-1 加治遥
〇今西美晴 6-0 6-1 長谷川茉美

女子ダブルス
1回戦

大前綾希子宮村美紀[1] 6-4 6-2 田村実里/中川知聡
瀬間詠里花瀬間友里加[2] 1-6 6-3 6-2 田中真梨久見香奈恵
〇飯島久美子/米村明子 7-5 7-5 伊藤和沙森友香
井上雅岡田上千晶 6-1 6-1 川崎光美/守屋友里加