7日、車いすテニスのNEC車いすテニス・マスターズでラウンドロビン2試合目に臨んだ国枝慎吾(29歳)は、車いすテニス世界ランク4位のゴードン・レイド(22歳、英国)に6-1、6-0のストレートで快勝、準決勝進出を決めた。
今大会は世界のトップ選手8名が出場し、そのタイトルを争う。出場した選手はまず2つのグループに振り分けられ、総当たりのグループステージを戦う。各グループの上位2名が準決勝に進出する。
昨年の今大会で初優勝を飾り、今年はディフェンディング・チャンピオンとして出場している国枝は、初戦でグスタボ・フェルナンデス(19歳、アルゼンチン)を6-0、6-1で下しており、グループリーグ最後の試合を残して勝ち抜けを決めている。
2006年10月に世界ランク1位となって以来、絶対王者として車いすテニス界に君臨し続けている国枝。北京パラリンピックで金メダル、シングルス100連勝などの偉業を達成している国枝、昨年2月に肘の手術を受け、その年のロンドン・パラリンピックで見事に復活の金メダルを獲得していた。今年は全豪オープンでタイトルを獲得している。