今年最後のグランドスラム大会、2022年「USオープン」。
男女シングルス1回戦が8月29日と30日に行われた。
ATP500ワシントンDC準優勝など好調で臨んだ 西岡良仁(ミキハウス)だったが39位の格上 ダビドビッチ ホキナ(スペイン、23歳)に3-6、5-7、3-6で敗れた。
ダニエル太郎(エイブル)は元世界7位、18年連続USオープンに出場している36歳のベテラン リシャール・ガスケ(フランス、91位)に 4-6、7-6(1)、2-6、2-6 3時間16分の激戦の末に競り負け5年ぶりの2回戦進出はならなかった。
錦織圭(ユニクロ)は不出場。(錦織の復帰戦は9月19~25日の サンディエゴ・オープンの予定)
西岡良仁「自分の展開できなかった」
本来の力発揮できず
西岡良仁vsダビドビッチ ホキナハイライト動画
ダビドビッチ ホキナはクレーコートを得意としている選手、今年4月のATP1000モンテカルロ・オープンではジョコビッチなど破り準優勝している。(ダビドビッチ ホキナ 全成績)
「グランドストロークがしっかりしている、というところは似ているので、長い試合になるだろう。
向こうの方がパワーはあり、かなり動きが速くて、ファイトファイター。
長い試合でどっちが先に崩れていくか、という戦いになるかなとも思う」と試合前の西岡。
第2セットはサーブを2度ブレークされ0-3、そして1-4となるが、そこから4ゲーム連取、5-4と流れを引き戻し、ここから西岡ペースになると思えたが。
「自分の展開ができなかった」と。
USオープンでは1回戦で負けてしまったが、良いアメリカシリーズだったことは間違いない。
自己最高の世界ランキング48位更新まであと一息、後半戦の活躍を期待したい。
ダニエル太郎
体力勝負裏目に
6年連続8度目の出場となった29歳のダニエルはUSオープン18度目の出場、36歳のガスケと対戦した。
ガスケは2013年に4強、2015年は8強。昨年は優勝するD・メドベージェフに1回戦で敗れている。
気温30度の猛暑、コート上はもっと熱く、その上に湿気がある。
ガスケは痙攣気味なのか脚を気にしているようにも見える。
第2セットはタイブレークに縺れ、6-0とリード、7-1で取り返した。
これでダニエルのペースかと思われたが。
ラリーを長くし、体力勝負に持ち込む戦略だったが、
「なんでこんなに疲れる」んだ。
逆に体力勝負裏目に、ダニエルが「自分を崩して」しまった。
ダニエル太郎vsガスケ ハイライト動画
賞金総額$60,000,000(約82億円)
会場:USTA Billie Jean King ナショナルテニスセンター
NY現地時刻 (時差-13時間)
本戦:8/29 - 9/11,2022
YouTube
シングルス賞金(男女同額)
優勝:$2,600,000(約3.6億円)
1回戦:$80,000(約1100万円)
予選決勝ラウンド:$44,000(約500万円)
予選1回戦:$21,100(約250万円)
賞金ブレークダウン
男子本戦ドロー
本戦ドローATP版
本戦ドローPDF
男子予選ドロー
予選PDF
記事:塚越亘 塚越景子 写真: 佐藤ひろし