5日、イギリスのロンドンにあるロイヤル・アルバート・ホールで開催されている男子テニスのシニアツアーのスタトイル・マスターズ・テニスは大会2日目を迎え、レジェンド部門の試合でジョン・マッケンロー(54歳、米国)が一回りも年下のウェイン・フェレイラ(42歳、南アフリカ)に7-6(9)、6-2のストレートで勝利した。
現役時代はグランドスラム7勝という記録もさることながら、「悪童」というニックネームをつけられるようにコート内での立ち振る舞いがファンに愛されているマッケンロー。「ここはただ素晴らしいコートだね。信じられない歴史があるよ。ここに戻ってこれて、プレーができて楽しい」と100年以上の歴史を誇る会場を絶賛。
チャンピオンズ・ツアーの発起人の一人でもあるマッケンローは、金曜日に1993年と1994年に全仏オープンを連覇しているセルジ・ブルゲラ(42歳、スペイン)と対戦する。
「出場している選手は、みんな僕より若く見える。だけど、このコートとボールが自分の味方になってくれると思う。セルジは遅い展開が好きだからね。観客にも味方になってほしい。彼らは僕の若い頃を思い出すだろうね。昨年もここで良いプレーをしたし、今年で15年目だと思うよ」
レジェンド部門ではシングルスがもう1試合行われ、元世界ランク1位のマッツ・ビランデル(49歳、スウェーデン)がアンリ・ルコント(50歳、フランス)に6-3、6-4で勝利している。
チャンピオンズ・ツアー部門では、パトリック・ラフター(40歳、オーストラリア)がグレッグ・ルゼドルスキー(40歳、英国)に6-3、6-2で勝利している。両者は16年前の1997年、USオープン決勝で対戦していた。