8日、実業団チームの頂点を決める第28回テニス日本リーグの女子ファーストステージが横浜国際プールとブルボンビーンズドームで行われ、レッドブロックでは島津製作所が鹿児島銀行に3-0で勝利してブロック3勝目。ブルーブロックではテニスユニバースがリコージャパンにこちらも3-0で勝利を収めてブロック3勝目を挙げ、決勝トーナメント進出に向けて大きく前進した。

ブルボンビーンズドームで行われていたレッドブロックのファーストステージ。今年の全日本テニス選手権で準優勝した今西美晴(21歳)など国内の有力プロを揃えた島津製作所が下馬評通りの強さを発揮、3戦全勝でファーストステージを終え、他チームを一歩リードした。

2勝1敗で島津製作所を追いかけるのは、エームサービスと橋本総業。この日の第3戦では、今年初参戦ながらもプロ選手を多くそろえた橋本総業がエームサービスを3-0で破っている。

レッドブロックのこの他の対戦では、三菱東京UFJ銀行が日本郵政グループを2-1で下している。この結果、三菱東京UFJ銀行と鹿児島銀行が1勝2敗、日本郵政グループが0勝3敗でファーストステージを終えた。

一方、横浜国際プールで行われていたブルーブロックでは、今年が2度目の日本リーグ出場となるテニスユニバースが3勝0敗でブロックをリード。昨年に続く決勝トーナメント進出に王手をかけている。

2勝1敗で追いかけるのは、昨年3位と好成績を残しているリコー。初戦でキヤノンに敗れたものの、この日は明治安田生命に2-1で勝利。ブロック2位でファーストステージを終えた。

ブルーブロックの残る4チームは、全てが1勝2敗でファーストステージを終える混戦模様となった。この日はノア・インドアステージがキヤノンに2-1で勝利を挙げ1勝目となった。各ブロックの下位1チームは自動的に日本リーグから降格となり、来年度は全国実業団対抗テニストーナメント(日本リーグ昇格決定大会)からの再挑戦となるだけに、残留争いも見逃せなくなった。

女子の日本リーグは実業団のトップである12チームが参戦。2つのグループに分かれて4枠の決勝トーナメント進出権を争う。ファーストステージは12月6日から8日の日程で行われ、セカンドステージは2014年1月25日と26日に行われる。決勝トーナメントは、来年の2月15日と16日に東京体育館で行われる。