11日、世界ランク17位の錦織圭(23歳)は自身のフェイスブック上で、元世界ランク2位で1989年の全仏オープン覇者であるマイケル・チャン(41歳、米国)が自らのチームに加わることを明らかにした。これまでコーチとして錦織のツアーに帯同していたダンテ・ボッティーニは、これまでと変わらずコーチとして錦織を支える。

チャンは175cmと男子プロとしては小柄ながら、当時17歳3か月の最年少で全仏オープンを制した名選手で、ピート・サンプラス(42歳、米国)やジム・クーリエ(43歳、米国)、アンドレ・アガシ(43歳、米国)らとともに、アメリカテニスの一時代を築いた。現役時代は俊敏なフットワークを生かし、コートを縦横無尽に駆け巡るプレースタイルだった。

チャンは2011年に有明コロシアムで行われたチャリティーイベント「ドリームテニスARIAKE」にも参加しており、その時は錦織と8ゲームマッチで対戦していた。

すでに来シーズンに向けて始動している錦織は、チャンと2週間ほどトレーニングをともにしている。