1月4日(土)ブリスベン、錦織圭が出場している男子ATPツアー、ブリスベン・インターナショナル大会。準決勝が行われ、錦織圭は元世界1位、地元オーストラリアの人気選手、ヒュイットと対戦したが惜しくも競り負け、残念ながら錦織圭対フェデラーの決勝戦は実現しなかった。見たかったな~あ!
40度近く、灼熱の中で行われた準決勝ヒュィット戦、バトルの詳細をお届けしよう。

<準決勝>
●2)錦織 圭 7-5 4-6 3-6 〇L.Hewitt(AUS)

第1セット

お互いにグランド・ストロークがしっかりしていて良い。
ラリー戦が続く。
どちらが先に攻めるか?
攻めれば反撃のカウンターがくる。
両者共にそれを覚悟で攻める。
こんな攻防は観客にとっては見ていておもしろい。
プレーしている選手たちも楽しいのだろうな?と勝手に思うが闘っている選手たちも楽しいのだろうな?

第11ゲーム、40-0、ヒュィット簡単にキープと思われたが。
そこから錦織が5ポイント連続で取る。
ドロップ・ショットを放ち、ヒュィットを前に誘い出し、パッシング・ショットを決める錦織パターンなどでブレークした。見事!

続くサーブをしっかりとキープ、7-5で第1セットを取る。

第2セット

2-3、錦織のサーブ、フォアの回りこみショットをワイドにするなど、0-40、とブレーク・ポイントを握られる。
ラリー戦に打ち勝ち、ジュースに持ち込む。
アドバンテージの時、ダブルフォルト。
3度目のジュースではブレーク・ポイントも握られるが、
5度のジュースの末にバックのダウン・ザ・ラインを決めてキープした。
3-3、大きなキープだ。

3-4も15-40とピンチ!
だったがまたまたナイス・キープ。4-4とする。

お互いにストローク戦で一歩も動けない、反応できないショットがある。
さすが世界屈指のストローカー同志の戦いだ。

ピンチを凌いだ錦織にチャンスが訪れる。
第9ゲーム、ヒュィットのサーブで15-40とブレーク・ポイントを掴む!
そこをヒュィットはセンターTへサービス・エース!
NYヤンキースの黒田投手のようなうまさだ。
弾丸サーブでなくコースの使い方。
スピードではなく配球のうまさ。
錦織もこれからこのようなサービス術を身につけていくのだろう。

ヒュィットも粘っこい、キープした。(錦織4-5)

錦織4-5、セカンド・サーブ、この時を待ってましたとばかりにヒュィットはストレートに叩く、0-15。
さすがヒュィット、ここぞという時の攻撃がうまい。メリハリがある。

0-30となるが錦織も踏ん張り、30-30とする。

ここでヒュィットはまたまたリターンから攻めた。
そのリターンに押され錦織のボールはロング!セットポイントを掴まれた!
ヒュィットがセットポイントを取ると大観衆の大きな歓声と拍手が。
さすが元世界一、ツアー28勝、百戦錬磨の強者だ。

ファイナル・セット

今年のブリスベンは凄く暑い。
地元の英雄、パトリック・ラフターの名をつけたセンター・コートは屋根付き。
日差しも避けられ、横は空いているので風などは通るがそれでも暑い。
特に今日はムッツとして湿気もある。
コートサイドでみているだけでも熱中症になりそう。
その中でもう2時間を越えるバトル。

第2ゲーム、ネットにはじかれフォアをロング。0-40
サービスゲームを落としてしまう。

ヒュィットはサービス・エース、15でキープ。3-0とする。

錦織は暑さにやられたのか?動きがにぶくなっている。痙攣もきているのだろうか?
対するヒュィットは第2セットをとりかえしてからは元気いっぱい。
声援も味方にしている。
コートチェンジの時にはオーストラリアの応援歌が合唱される。
オーストラリアの観客はテニスを楽しんでいる。
この雰囲気は楽しいな。

「頑張れ!ケイ!」と日本人の応援も聞こえる。
十数人の日本人の観客がいる。
どこの席からも見てもウインブルドンのロイヤルボックスから見るぐらいの距離。こじんまりしていて見やすいセンター・コートだ。
十数人の日本人の観客はラッキーだと思う。
至近距離で錦織圭を応援できるのだから。

錦織はこの状態でも諦めずにどうにかしようとしている。
2-5、錦織のサーブ、長いラリー戦、確か16回目のラリーをロングにしてしまい15-40とマッチポイントを握られた
そこをしぶとくサービス・エースなどで逃れ、キープし3-5とする。

ヒュィット5-3、サービング・フォ・ザ・マッチ。
錦織はサービスリターンでバックのストレートなど狙うが押えがきかずにロング。

喜ぶオーストラリアの観客、コートにキスするヒュィット。

残念ながら錦織圭の決勝進出はならなかった。
惜しかった!
もう少しだった。
フェデラーとの決勝を見たかったが、次の機会を待とう。

昨年は準決勝でマレーと戦ったが、その時はシーズンの連戦が重なり膝を痛めてしまった。
しかし今年は昨年に比べると体調は良さそうだ。
オーストラリアン・オープンに期待しよう。

錦織 圭 ブログ
錦織 圭 データー 1989年12月29日生まれ 24歳

<決勝>
1)R.Federer(SUI) vs L.Hewitt(AUS)

<準決勝>
〇1)R.Federer(SUI) 63 67(3) 63 ●8)J.Chardy(FRA)
〇L.Hewitt(AUS) 57 64 63 ●2)錦織 圭

<準々決勝>
〇1)R.Federer(SUI) 61 61 ●M.Matosevic(AUS)
〇8)J.Chardy(FRA) 75 64 ●W)S.Groth(AUS)
〇L.Hewitt(AUS) 62 62 ●Q)M.Copil(ROU)
〇2)錦織 圭 64 57 62 ●M.Cilic(CRO)

<2回戦>
〇2)錦織 圭 62 64 ●M.EBDEN(AUS)
<1回戦>
〇Q)M.Copil(ROU) 76(5) 67(2) 76(7) ●杉田祐一
男子シングルスドロー
男子予選ドロー

大会オフィシャルHP:BRISBANE INTERNATIONAL
ATP、WTA男女共催大会
ATP:$500,000/ATP 250ブリスベン
WTA:$1,000,000/WTA Premierブリスベン
会場:Queensland Tennis Centre
期間:12/29,2013 – 01/04,2014

オーダオブプレー
ライブスコアー

(記事&写真 塚越 亘 CanonEos7Dテニスジャパン