2009年の全日本ジュニアテニス選手権の18歳以下女子ダブルスを制し、現在はアメリカのジョージア大学に留学中の小和瀬麻帆(22歳)が、全米大学体育協会(NCAA)のスポーツマンシップ賞を受賞していたことが分かった。

小和瀬は2012年のNCAA女子テニス選手権において、試合中の微妙なジャッジで自分が有利になった際に、対戦相手が不服を申したてたところを即座に受け入れ、審判に判定のやり直しを求めていた。

「もちろん、ポイントは欲しかったです」と小和瀬。「シーズンで一番大きな試合でしたし、1ポイントが大きな違いになるかもしれませんでした。チームメイト、コーチやファンの皆が応援してくれていました。チームのために全てを尽くしたいと思いました。対戦相手も、私と同じことを思っていたでしょうし、本当のスコアも分かっていたので、フェアーにプレーをしたかったのです」

結局、小和瀬はこの試合に勝利し、チームも4-3で勝利することとなった。

「良いスポーツ選手であるための条件として、対戦相手を尊敬し、常に全力を尽くし、そして楽しむことだと信じています」と小和瀬。」「もし両方の選手がそうであれば、とても良い試合になるでしょうし、スコアがどうであれ、素敵な気持ちでコートを去ることができるでしょう」

ジョージア大学の選手がこの賞を獲得するのは、小和瀬が初めてのこととなった。