3時間41分、苦戦した錦織圭のオーストラリアン・オープン1回戦の詳細をお届けしよう。
苦戦したが、錦織のテニスは今シーズンから新しくコーチになったマイケル・チャンの指導とアドバイスを受け素晴らしかった。
このフルセットに縺れた試合、錦織の取ったポイントは169、対するマトセビッチは146。
23ポイントの差がある。1ゲームは4ポイントだから約6ゲーム、すなわち1セット近く錦織が多く取っている事になる。
「自分から攻撃的に行きすぎた。コートの後ろから無理に打ちすぎた。
プレー自体は十分いいプレーはできるので、もう少し頭を使って2回戦に臨みたい。」と錦織。
テニスに自信を取り戻した錦織。今シーズン、錦織圭のテニスは期待できると強く感じた。

〇16)錦織圭 63 57 62 46 62 ●M.Matosevic(AUS)

暑いが、風がものすごく強い。
マトセビッチのサーブで始まる。
40-15からのファースト・サーブを錦織はバックでダウン・ザ・ラインにリターン・エース。
また、回り込みフォアのダウン・ザ・ライン・リターンから逆クロス・ウィナー。
錦織の攻撃テニスに観客がどよめく。ブレークスタート。幸先がいい。

錦織の第2ゲーム、
錦織のフォアクロスウィナーは相変わらずスイングが速い。2-0キープ。

錦織の第4ゲーム、
185キロのサービスセンターエース。
ファーストも良くなった。これが入ると楽に試合が進められる。(錦織3-1)

錦織のバッククロスも伸びてくるので、マトセビッチはバックスライスさえも弾かれてアウトしてしまう。
フォアもガシャが多い。風も影響しているのだろう。

マトセビッチ、3-5、30-40、錦織はセットポイントを握る
マトセビッチのバッククロスがミス。
6-3で錦織。28分。快調なペースだ!
錦織のペースに追い付けないマトセビッチは大きく手を拡げコーチに向い「どうしたら良い?」と大きな声で聞いている。
ウォーニィングだろう?コーチングの!大胆だな~ぁ。

第2セット

開き直ってマトセビッチがガムシャラにフォアを上から打ってくる。
嫌な感じだ。フォアのリターン・エースなどでブレーク・ポイントがあるが。
180キロのファーストで逃れる。このファーストは良く効くな~ぁ!
1-0とキープした。

第2ゲーム、40-0からデュースに持ち込み、錦織はブレーク・ポイントを握った。
これが取れていたらこんなに競られなかったかも?
マトセビッチは2度のデュースでキープ。

フォアクロストップスピンロブウィナー。
フォアのドロップ・ショットからバッククロストップスピンロブウィナー。
錦織は本当に遊び感覚で打つよ!
適当にやっているように見えるのも凄い!
スーパーショット!
そして相手をよく見ている。

マトセビッチも声が出て気合が入ってきた。嫌な感じがする。

5-5、錦織のサービスゲーム、
マトセビッチのバックパスがネットインして、ボールの変化がして、錦織はボレーをミス。
錦織のフォアミスが3連続。
ラブゲームブレークされて、5-6、まずいぞ!

マトセビッチの第12ゲーム、
40-0から2つ返すが。
最後は錦織のバッククロスがミス。
5-7で落としてしまう。

第3セット

第2セットを取り返したマトセビッチのバッククロスからダウン・ザ・ラインが良くなってきた。フォアも回復した感じ。

マトセビッチサーブの第2ゲーム、
錦織は先にセカンドを叩いて、バックのダウン・ザ・ライン、リターン・エース。
久しぶりのブレーク・ポイントを1本で取る。(錦織2-0)

マトセビッチは大きく手を伸ばして、「ア~」と言いながら、フォアクロスボレーウィナーを取り気合を入れている。

錦織3-1リード。
ネットでボールが風で大きく戻る。
錦織は慌てて追いかけてバックダウンザラインウィナー。
すごい風だ!4-1とキープ。

第8ゲーム、セットポイント、
錦織はフォアのダウン・ザ・ラインのリターン・エースを決める。
ブレークし、6-2で取るが55分もかかっている。

あまりの暑さに日が当たっているところは席がポツポツと空いてきた。42度と言う。
コート上は照り返しもありもっと暑いだろう。熱いが適切かな?

第4セット

錦織の第1ゲーム、ストロークミスで簡単に落とし、0-1。もったいない!

2-4、錦織の第7ゲーム、
30-0からダブルフォルト。
フォアボレーを大きくアウト。
これももったいない!集中力が切れたか?2-5ダウン。

フォアのライジングパスウィナーで1ゲームブレークするが。

マトセビッチ、第10ゲーム、サービング・フォー・ザ・セット
マトセビッチのバックハイボレーウィナー。
4-6で第4セットを取られる。
2時間56分、もう3時間になろうとしている。
暑くて大変だ!

ファイナル・セット

マトセビッチの第2ゲーム、
錦織のフォアクロスウィナーと逆クロスリターンエース。
ラブゲームでレークで2-0!
ヨッシャー!早いブレークは大きい。

錦織はまた足が動いて、雑ではなく、丁寧にしっかりしつこいラリーになってきた。

錦織の第3ゲーム、
ファーストをボディーに狙う。これが効いて3-0キープ。

錦織の第5ゲーム、15-40とピンチ!
ここはサービスのコースを工夫してキープ。
4-1、これは非常に大きいぞ!

マトセビッチの第6ゲーム、
ナント10回のデュース、錦織に6つのブレーク・チャンスがあったが取れなかった
嫌なゲーム展開だ。

そんな心配をよそに、錦織は第7ゲームを、
錦織はフォアクロスドロップのような構えから、スライス速いアプローチを打ち込む。この技は何だあ~?
5-2とキープ。

マトセビッチの第8ゲーム、
ダブルフォルトで2つ目のマッチポイント。
最後はマトセビッチのバックスライスがネット。
やっとこさ、6-2で勝利。本当に危なかったあ~!
3時間41分もかかった。

とりあえず勝って良かったあ~!
応援も疲れたぞ!

錦織圭インタビュー
「暑さは慣れてきたのか、そんなに暑く感じなかった。
それより風が強く、コート上では渦巻いているような感じで、暑さより風の方がやりにくかった。
フォアは自分から行きすぎているのもあったし、後ろから行き過ぎて無理に打ちすぎたかもしれなかった。
理想は3セットで勝つのがいいが、一番の目標は勝つことなので良かった。」

相手も第2,4セットはいいプレーをしていた。
チャンスはあったが、難しい試合展開だった。
「5セット目は集中力を上げられた。直す点はいくつかある。
プレー自体は全てダメではないし、十分いいプレーはできていた。
直すのは自分からのミスが多かったので、もう少し頭を使って、攻めすぎないようにしたい。」

「ファイナル・セットは全体的にリターンの精度を上げたり、フォアを使って行ったり、前に行ったり、自分からミスをしないことをやろうとした。」
「12月にリターン練習して、自信がついたので、打って行こうと思った。」

錦織 圭 ブログには以下のコメントが。
「1回戦勝ちました!
思ったより競りましたが最後は根性で勝ちきりました!」

「コート上に入ったら緊張はなくいい出だしで入れたんですが、ファイナルにもつれこんでしまいました。」

「コート上は40度を越してたり、風が強かったりコンディションは悪かったですがなんとか1回戦を勝ててよかったです!
しっかりリカバリーして2回戦に臨みます!」

錦織の2回戦は16日(木)、セルビアのD・ラジョビッチと対戦する。
D.Lajovic(SRB)はフランスのL.Pouilleを64 76(9) 46 63で破っている。
錦織圭対ラジョビッチ データー
錦織 圭 データー 1989年12月29日生まれ24歳

大会データー:
2014オーストラリアン・オープン
会場:メルボルンパーク
メルボルン現地時刻(時差は+2時間)
本戦:1/14 – 1/27, 2013
予選:1/09 – 1/12, 2013

オーダー・オブ・プレー
ライブスコア
メルボルン現地時刻(時差は+2時間)
男子ドロー
男子予選ドロー

(レポート 森下 泰&塚越 亘 CanonEos7D テニスジャパン)