18日、オーストラリアのメルボルンで開催されているテニスのグランドスラムである全豪オープンは男子シングルス3回戦が行われ、第16シードの錦織圭(24歳)がドナルド・ヤング(24歳、米国)に7-5、6-1、6-0のストレートで勝利、今大会では3年連続となる4回戦進出を果たした。
ジュニア時代からお互いを良く知る同士の対戦。かつてはジュニア世界ナンバー1として将来を期待されていたヤングがスタートダッシュに成功、第2ゲームでブレークに成功する。対する錦織は、躍動感あふれるプレーを展開するヤングに対し、突破口を見いだせずにいた。
試合の流れが変わったのは第1セット第9ゲーム、ゲームカウント2-5とされた錦織がサービスキープして3-5として迎えたヤングのサービスゲーム。ここで初めてブレークに成功した錦織はペースをつかむと一気に逆転、7-5で第1セットを奪う。
第2セットに入っても錦織の勢いは止まらず、序盤からブレークに成功してリードを奪うと、そのまま第2セットも奪いセットカウント2-0とする。対するヤングは何とか試合の流れを変えようしたものの、錦織は第3セットに入ってもウィナーを量産。ベーグルでこのセットを奪い、1時間47分で4回戦進出を決めた。
勝利した錦織は4回戦で第1シードのラファエル・ナダル(27歳、スペイン)と第25シードのガール・モンフィス(27歳、フランス)の3回戦の勝者と対戦する。
全豪オープン
男子シングルス
3回戦
○錦織圭[16] 7-5 6-1 6-2 ●ドナルド・ヤング
2回戦
○錦織圭[16] 6-1 6-1 7-6(3) ●ドゥサン・ラヨビッチ
1回戦
○錦織圭[16] 6-3 5-7 6-2 4-6 6-2 ●マリンコ・マトセビッチ
○アンディ・マリー[4] 6-1 6-1 6-3 ●添田豪