24日、オーストラリアのメルボルンで開催されているテニスのグランドスラムである全豪オープンは車いすテニス部門の男子ダブルス決勝が行われ、第1シードの国枝慎吾(29歳)/ステファン・ウデ(43歳)組が、第2シードのゴードン・レイド(22歳、英国)/マイケル・シェファーズ(31歳、オランダ)組に6-3、6-3のストレートで勝利、見事タイトルを手にした。

車いすテニスの世界ランキングでは世界ナンバー1と2である国枝とウデのペアは、オープニングゲームでいきなりのブレークを許してしまうが、すぐさま2度のブレークに成功しリードを奪う。第1セット第7ゲームでブレークバックを許したものの、直後の第8ゲームですぐさまブレークに成功。そのリードを守り切ってセットを先取する。

第2セット序盤はお互いにキープとなったが、第5ゲームから試合が動いた。第5ゲームでブレークに成功した国枝ペアは、直後の第6ゲームでブレークバックを許してしまいゲームカウント3-3と並ばれるが、ここから一気に3ゲームを連取。1時間21分で今年最初のメジャータイトルを手に入れた。

国枝が今大会のダブルスで優勝するのは、2年連続7度目となり、2007年から続く今大会での不敗神話をさらに伸ばし16連勝とした。国枝は2007年と2009年にロビン・アマラーン(45歳、オランダ)と、2008年には齋田悟司(41歳)と、2011年にはシェファーズと、そして2013年はミハエル・ジェレミア(32歳、フランス)と優勝していう。ウデとのペアでは、2010年以来2度目のタイトルとなった。

シングルスにも第1シードので出場している国枝は、1回戦でレイド、準決勝でシェファーズを下して決勝に進出している。こちらも2007年から負けなしの国枝は、連勝記録を22とし、通算7度目となる単複2冠に王手をかけている。