25日、オーストラリアのメルボルンで開催されているテニスのグランドスラムである全豪オープンは女子シングルス決勝が行われ、第4シードの李娜(リー・ナ)(31歳、中国)が第20シードのドミニカ・チブルコバ(24歳、スロバキア)に7-6(3)、6-0のストレートで勝利、今大会では初、グランドスラム通算2勝目となるタイトルを手に入れた。

今大会で3度目の決勝進出となったリーに対し、今回がキャリア初のグランドスラム決勝の舞台となったチブルコバ。オープニングゲームでリーがブレークに成功し、リードを奪うと、経験に勝るリーが試合を支配するかと思われたが、対するチブルコバが第5ゲームでブレークバックすると、第1セットは混戦模様に。

第1セット第11ゲームでリーが2度目のブレークに成功、セットを先取するチャンスを迎えるが、第12ゲームをチブルコバがブレークバックに成功すると、タイブレークに突入する。タイブレークでは、スタートダッシュで流れを掴んだリーが5-1とリードすると、そのままリードを守りきりセットを先取する。

第2セットに入ると、リードを奪ったリーのショットがライン際に深く決まり始め、このセットをベーグルで奪ったリーがタイトルを獲得した。リーは2011年と2013年にも決勝に進出していたが、2011年はキム・クライシュテルス(30歳、ベルギー)に、昨年はビクトリア・アザレンカ(24歳、ベラルーシ)に敗れていた。