1月7日「ATP250 アデレード国際 1」
西岡良仁(ミキハウス)とセバスチャン・コルダ(アメリカ)のシングルス準決勝が行われ、第1セットのタイブレークを5-7で落とした西岡は第2セット0-1の時点で腰痛のため棄権。残念ながら昨年9月の韓国オープン以来の決勝進出とはならなかった。
毎日その選手の成績次第で変わる予想ランキングでは8強の西岡は33位。対戦相手のコルダは32位。この対戦に西岡が勝てばコルダを越えて32名いる全豪オープンのシード選手と堂々となれる戦いでもあったが。(世界ランク1位のカルロス・アルカラス(スペイン)が怪我で全豪オープンを欠場するので33位の西岡だがシードされるだろう)
西岡良仁 惜しかった
タイブレーク5-6でのミスジャッジ
そのポイントのやり直し 痛かった
両者の対戦成績は西岡から0勝2敗。
直近の2022年10月のATP250アントワープの準々決勝では0-6、2-6と一方的にやられている。
そんな反省から粘り強くプレー、5-6ではセットポイントを握られたがしぶとくキープ、
試合はタイブレークに縺れる。
ミニブレークを先に許し、0-2となるが、ミニブレーク・バックで2-2とする。
3-3からのショットをミスし3-4とまたミニブレークされる。
コルダは2ポイントを決め、6-3とセットポイントを握る。
西岡しぶとく2ポイントをキープ5-6と粘る。
ここで勝負を左右する大きなミスジャッジが起こる。
西岡の深いボールをラインズマンが大きな声で「アウト!」のコール、
しかし主審はオーバールールでイン。スローモーションもイン。
攻めていた西岡は「こんな大事な時にこのミスジャッジはないだろう!」と怒る。
レットになり、試合は再開される。
15回続いたラリー戦、最後はコルダがフォアのハイボレーを決め7-5で第1セットを取った。
第2セットに入ったが、第1ゲームを終わったところで、メディカルタイムアウトを取り、腰から脚の治療を受けること10分。
コートに戻り、コルダのサーブ、30-15となったところで西岡は大事を取り棄権した。
見応えのある良い試合だっただけに残念な終わりかただった。
少ないチャンスに賭け、考えたテニスをしていた西岡。大事なポイントでのミスジャッジは心も体も折れてしまったのだろう。
しかしこれも勝負の一部と受け入れ、次につなげて欲しい。
大会hp: ATP250 アデレード国際Ⅰ
1/1 - 1/7 2023
アデレード Twitter
アデレード Facebook
ライブスコア
オーダー・オブ・プレー
【準決勝】
◎1]ジョコビッチ 63 64 ●3]メドベージェフ
◎コルダ 76(5) 1-0ret. ●西岡良仁
【準々決勝】
◎1]ジョコビッチ 6-3 6-4 ●7]シャポバロフ
◎3]メドベージェフ 6-3 6-3 ●8]ハチャノフ
◎コルダ7-5 6-1 ●6]シナー
◎西岡良仁 7-6(4) 6-7(8) 6-2 ●Q]ポプリン
本戦ドロー
本戦ドローPDF
予選ドロー
西岡良仁/ダニエル太郎組シャポバルフ/コルダ組と接戦
ダブルスドロー
【準決勝】
◎コルダ 76(5) 1-0ret. ●西岡良仁
西岡の試合YouTubeは(4:50から)
【準々決勝】
◎西岡 7-6(4) 6-7(8) 6-2 ●Q]ポプリン(豪)
西岡の試合YouTubeは(5:45から)
最新予想ATPランキング(毎日更新)
記事:塚越亘/塚越景子 photo アデレード オープン