実業団の団体戦「第38回テニス日本リーグ」の2ndステージが、横浜国際プールとブルボンビーンズドームで行われた。男子は18チームが1月17日から21日の5日間、女子は12チームが20日と21日の2日間にわたり熱い戦いを繰り広げた。

男子は、イカイと三菱電機が全勝で1位通過。橋本総業ホールディングスと伊予銀行が1敗で続く。2ndステージには元ATPランク53位のデニス・クドラがエキスパートパワーシズオカのシングルス1で登場したり、元36位の杉田祐一がイカイのシングルスに金髪姿でコートに立つなど注目を集めた。男子は各ブロック上位4チームが2月に行われる決勝トーナメントに進出できる。

イカイのシングルス1として勝利を挙げた徳田廉大。写真:伊藤功巳

<男子レッドブロック リーグ結果>
1位/三菱電機 8勝0敗
2位/橋本総業ホールディングス 7勝1敗
3位/エキスパートパワーシズオカ 5勝3敗
4位/マイシン 5勝3敗
5位/リコー 4勝4敗
6位/ルーセントアスリートワークス 3勝5敗
7位/明治安田生命 3勝5敗
8位/伊勢久 1勝7敗
9位/協和キリン 0勝8敗

<男子ブルーブロック リーグ結果>
1位/イカイ 8勝0敗
2位/伊予銀行 7勝1敗
3位/ノアインドアステージ 6勝2敗
4位/レック興発 5勝3敗
5位/山喜 3勝5敗
6位/村田精工 2勝6敗
7位/JR北海道 2勝6敗
8位/MS&AD三井住友海上 2勝6敗
9位/九州電力 1勝7敗

橋本総業のシングルス1として全勝しチームを牽引した瀬間詠里花。写真:伊藤功巳

女子は前回決勝を戦った島津製作所と橋本総業ホールディングスが2位通過となった。1位で通過したのは全員がアマチュア選手のリコーと、新チームの橋本総業。「橋本総業」は「橋本総業ホールディングス」とは別のチームで、全国実業団対抗テニストーナメントで優勝し、日本リーグ出場権を獲得した。今回昇格したばかりのチームだが、瀬間詠里花や大前綾希子など実力者が揃っている。また、「スポーツと仕事の両立」を目指すフクシマガリレイが初めて決勝トーナメント進出を果たした。女子は各ブロック上位3チームが決勝トーナメントに進出できる。

加治遥がシングルス1として戦った島津製作所は2位で決勝トーナメント進出を決めた。写真:伊藤功巳

<女子レッドブロック リーグ結果>
1位/リコー 5勝0敗
2位/橋本総業ホールディングス 4勝1敗
3位/フクシマガリレイ 2勝3敗
4位/エームサービス 2勝3敗
5位/MS&AD三井住友海上 1勝4敗
6位/センコーグループ 1勝4敗

<女子ブルーブロック リーグ結果>
1位/橋本総業 5勝0敗
2位/島津製作所 4勝1敗
3位/ノアインドアステージ 3勝2敗
4位/明治安田生命 1勝4敗
5位/テニスユニバース 1勝4敗
6位/九州電力 1勝4敗

<大会スケジュール/会場>
●決勝トーナメント/東京体育館
男子&女子/2024年2月16日(金)~18日(日)

文/赤松恵珠子 写真/伊藤功巳