杉山記一プロが主催する『杉山記一杯2025 supported by リポビタン』が5月24日(土)、東京都昭島市のモリパークテニスガーデンで開催された。

20名の小中学生が参加し、主宰の杉山記一氏を含む総勢5名のプロ(堀江亨プロ、長谷川梨紗プロ、山崎千鶴プロ、小出侑プロ、斉藤貴史プロ)が指導にあたった。

今大会ではプロだけでなく、東京大学医学部や、早稲田大学、順天堂大学、桐蔭横浜大学など様々な大学からボランティアとして大学生やOBが運営に参加し、テニスだけでなく、勉学や将来に関しても交流の中で参加選手が学ぶ機会が設けられた。

プロや大学生ボランティアらと交流できる画期的なジュニア大会 写真:©杉山記一杯

試合経験があまりない低学年や、公認大会で活躍する選手など、様々な子どもたちが参加し、アットホームな雰囲気で進行する今大会は、様々なレベルでテニスを楽しめることがメリットだ。

さらに、子どもたちはプロと試合をしたり、空き時間には練習を見てもらい、アドバイスをもらうなど、プロの視点や課題点などを学び、大いに刺激を受けた様子だった。

また、この大会の特徴は、勝ち負けに関係なく複数回試合を行えること。何回も試合ができるため、試合で感じた気づきや反省点をすぐに実戦の中で調整し、生かしていくことができる。

「前の試合での修正点などを踏まえて戦うことができたので、レベルアップにつながった」という選手もいた。

参加者にはリポビタン製品が配布された 写真:©杉山記一杯

大会を終え、主催した杉山プロは、「この大会の中で、子どもたちと選手が交流することで、プロの立ち振る舞いや、試合の入り方、ケアのしかたなど、彼らが知らなかった、勝つ姿勢を学んでいる様子が見受けられます。色々な情報を吸収し、成長していくことを期待するとともに、参加してくれたことに感謝します」とコメントした。

ジュニアの大会は数多くあれど、プロと交流し、学ぶことのできる試合は少ない。参加した選手たちが、今後のテニスに生かせるものを持ち帰り、レベルアップすることを願う。

文:若杉沙羅(早稲田大学)