5月9日(金)スペイン、マドリードで開催されているMutuaマドリード・オープンで遂に錦織圭がトップ10入りを決めた。
錦織は準々決勝で地元スペインのベテラン選手ロペス(29位、30歳)と対戦。6-4,6-4のストレート勝利で見事4強入り。来週月曜日発表のATPランキングでトップ10入りになる。

5歳でテニスを始めてからの夢の一つ世界のトップ10入りを決めた。

テニスを始めたての錦織圭と姉の玲奈(れいな)ちゃん 写真提供 錦織家
(4歳上の姉、玲奈(れいな)さんは現在関西、神戸を中心にテニスを通じて社会貢献するNPO法人TASU-clubで、小さな子どもからお年寄りまで楽しめるテニスの魅力を伝えている。)
このMutuaマドリード・オープンでは昨年憧れのプレーヤー、フェデラーに勝つ事を成し遂げている。

ATPランキング(2014年5月5日付け)
1)ナダル
2)ジョコビッチ
3)ヴァブリンカ
4)フェデラー
5)フェレール
6)ベルディヒ
7)デルポトロ
8)マレー 4040+(90-180)=3950
9)ラオニッチ 2580+(90-45)=2625
10)イスナー 2555+(90-45)=2600
11)ガスケ 2545-10=2535
12)錦織圭 2440+(360-180)=2620
4強になった錦織はベスト4の360ポイントを獲得、昨年8強の180ポイントが消えるのでそれを引いたポイント180ポイントが加算され、合計2620ポイントとなり、イスナーの2620ポイントを抜き10位になる。
もしフェレールに勝ち、決勝進出するとラオニッチを抜き9位になる。

準決勝は現地10日(土)のナイトセッション夜7時から、日本時間では10日(土)の夜中(26時)からの予定だ。

<準決勝>
1)R.Nadal(ESP) vs Bautista Agut(ESP)
10)錦織圭 vs 5)D.Ferrer(ESP)

オーダー・オブ・プレー
ライブスコア

錦織 圭 ブログ
錦織 圭 データー 1989年12月29日生まれ 24歳

<トップ10入りを決めた準々決勝詳細>
〇10)錦織圭 64 64 ●F.Lopez(ESP)

錦織対ロペスの対戦成績は2勝2負
ロペスはデ杯でも活躍している百戦錬磨の選手、地元の応援をバックに気合を入れて錦織に立ち向かっている。

錦織の攻撃テニスを封印するためにスライスとスピンと使い分けペースを変え、緩急を使いのらりくらりとやってくる。
かと言っていつも守備的な緩い球だけではない。
サーブやパスの強打など自分から打つべきショットはしっかりとエースを打ってくる。
さすが、試合巧者、経験豊富なプレーヤーだ。
いざと言う時の集中力が凄い。

オープニングゲームでブレーク・チャンスがあったが、ロペスは簡単にはブレークさせてくれない。
ロペスは錦織を焦せらせ、攻撃力を半減させようとしている。

3-3、錦織はパスを決めて15-30とする。
短く返ってきたボールをフォアで強打、15-40とブレーク・チャンスをつかむ。

錦織の攻めた深いボールは「アウト」のコール、しかしベースラインにボールの跡が。
惜しい!やり直しだ。

ちょっと天を仰ぐ錦織、
気合を入れ直し、フォアのクロスを鋭角に打つ、ロペスのバックはネット、錦織がブレークに成功した!4-3だ。

ラブキープの錦織、5-3とリード!

左右に振り、フォアのストレートを決める。0-15。
前についたロペスを左右のボレーをさせる、耐えきれずロペスのボレーはネット、0-30
ロペスはダブルフォルト! 0-40とセットポイント

しかしロペスは攻め、デュースに持ち込む。
2度目のデュース、バックのダウン・ザ・ラインを決めて5度目のセットポイント、
そこもしのぐロペス。

そして遂にロペスはしのぎ切りキープした。さすがロペス、巧い。
クレー育ちなのにウィンブルドンで3度8強になった事のあるプレーヤーだけある。

5-4、サービング・フォ・ザ・セット、サーブ&ボレーで40-0とセットポイント!

40-0だったのに、フォアのドロップ・ショットを惜しくもネットにするなど、デュースになってしまう。

8回あったセットポイントが簡単には取れない、
取らせてくれない。それともプレッシャーなのだろうか?

今度はグランド・スマッシュをネット!
ロペスにブレーク・ポイントを握られる。

2度目のデュース、
ファースト・サーブは惜しくもフォルト

落ち着いてボレーで逆をつき、セットポイント
フォアをクロス深く決め、やっと9回目のセットポイントを取った。
6-4、44分かかった第1セットだった。

流れが変わりそうだったが、良く踏ん張った錦織だ。

第2セット

1-2のコートチェンジで錦織はトレーナーを呼ぶ。
連戦の疲労で股関節の痛みが再発したのだろうか?

プレーは始まり0-30となり心配するが、キープ、2-2。

ボレーをさせて、バックのトップスピン・ロブで30-40とブレーク・ポイントを握るが、
2度のデュースの末、ロペスはキープする。

腰の痛み、そしてブレーク・ポイントをしのぎながらも錦織はキープ、3-3。

4-4、ロペスのサーブ、15-0、
パスを決め15-15、
ロペスのボレーはネット、15-30、
フォアのパスを決め、15-40とブレーク・チャンス
フォアにきたファースト・サーブを錦織はフォアでストレートにリターン・エースを決めた!
大事なとこで見事にブレーク、5-4とする。

サービング・フォ・ザ・トップ10
30-15からワイドへサービス・エース、40-15、マッチポイント!

ロペスのリターンはネット!
6-4,6-4 トップ10入りの快挙だ!

「ロペスのサーブは強烈で簡単にはブレークできなかったが各セット、一つずつブレークできた。
勝ててひとまずは嬉しい。
トップ10入りできそうだが、1週間だけでは意味がないので、この地位に長くいられるようにしたい。」
と錦織。

大会名:Mutua Madrid Open
ATP、WTA共催大会、男女ともにグランドスラム大会に次ぐ格の大会でトッププレイヤー達が全員参戦
ATPカテゴリー:€4,700,000 ATP Tour Masters 1000 Madrid Open
WTAカテゴリー:$4,400,000 WTA Tour Premier Madrid Open
会場:La Caja Mágica マドリード
マドリード現地時間(時差-7時間)
期間:05/04-05/11, 2014

<準々決勝>
〇1)R.Nadal(ESP) 64 62 ●6)T.Berdych(CZE)
〇Bautista Agut(ESP) 63 64 ●Q)S.Giraldo(COL)
〇10)錦織圭 64 64 ●F.Lopez(ESP)
〇5)D.Ferrer(ESP) 76(3) 63 ●E.Gulbis(LAT)

マレー敗れる!
<3回戦>

〇1)R.Nadal(ESP) 61 64 ●J.Nieminen(FIN)
〇6)T.Berdych(CZE) 36 63 62 ●12)G.Dimitrov(BUL)
〇Bautista Agut(ESP) 64 62 ●L)L.Kubot(POL)
〇Q)S.Giraldo(COL) 63 62 ●7)A.Murray(GBR)

〇10)錦織圭 76(5) 76(5) ●8)M.RAONIC(CAN)
〇F.Lopez(ESP) ret. ●Q)D.Thiem(AUT)
〇5)D.Ferrer(ESP) 64 64 ●9)J.Isner(USA)
〇E.Gulbis(LAT) 63 64 ●M.Cilic(CRO)

ヴァブリンカ敗れる
<2回戦>

〇10)錦織圭 63 61 ●Garcia-Lopez(ESP)
〇Q)D.Thiem(AUT) 16 62 64 ●3)S.Wawrinka(SUI)

<1回戦>
〇10)錦織圭 64 64 ●I.DODIG(CRO)
シングルスドロー
シングルスドローネット版

錦織圭は昨年ここで、テニスを始めてからの夢の一つ、子供の頃からのアイドルである、世界一のフェデラーに勝っている!
<2013年3回戦>
○14)錦織圭 64 16 62 ●2)R.Federer(SUI)
ビデオハイライト
2013年シングルスドロー

(記事 テニスジャパン 塚越 亘 photo/Mutua Madrid Open)