
ATP500「木下グループジャパンオープンテニスチャンピオンシップス」が、有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コートにて9月24日~9月30日(本戦)に開催されている。初日の24日はシングルスとダブルスの1回戦が行われた。
シングルスではワイルドカードで出場している世界ランク147位の綿貫陽介(SBCメディカルグループ)が、51位のヌノ・ボルジェス(ポルトガル)に、6-2、4-6 、1-6で敗れ、1回戦敗退となった。

トスに勝った綿貫はレシーブを選択すると、1ゲーム目から攻撃的なリターンを見せる。ベースライン付近から下がらずにフォアハンドでエースも決め、ブレークに成功した。次のサービスゲームでは、良いサービスが出るもののダブルフォールトもあり、7度デュースを繰り返したがキープに成功。
3ゲーム目ではドロップショットやバックのダウンザラインが決まり3-0とリードし、綿貫にとっては最高のスタートとなる。守るボルジェスに対し、攻めてラリーでも主導権を握った綿貫が第1セットを6-2で奪取した。

綿貫のハイレベルなプレーがどこまで持続できるのか。キープが続いた5ゲーム目が終わった段階で綿貫がメディカルタイムアウトを取る。身体の状態が心配される中、3-3で綿貫がブレークするが、サービスもストロークも精彩を欠いており、すぐにブレークバックされて第2セットを4-6で落とす。
ファイナルセットでは苦しい表情を見せることが多くなり、思うようにプレーができず、1-6で1回戦敗退が決まった。試合後の会見では第2セット途中から足がけいれんし始め、徐々に広がっていったことを明かした。途中までは最高のプレーを披露していただけに、残念な結果となった。
なお、第7シードのシャポバロフと第8シードのティアフォーも1回戦で敗れている。


【9月24日火曜日の結果】
■シングルス1回戦■
○M・ベレッティーニ(イタリア) 6-4 6-2 ●J・ムナル(スペイン)
○N・ボルジェス(ポルトガル)2-6 6-4 6-1 ●綿貫陽介(SBCメディカルグループ)[WC]
○D・アルトマイヤー(ドイツ)7-5 6-3 ●D・シャポバロフ(カナダ)[7]
〇M・フチョビッチ(ハンガリー)[Q] 3-6 6-1 7-5 ●F・ティアフォー(アメリカ)[8]
■ダブルス本戦1回戦■
○H・ニス/E・ロジェバセラン(モナコ/フランス)[2]7-6(7) 4-6 10-7● R・キャッシュ/J・トラーシー(アメリカ)
○M・ゴンサレス/A・モルテニ(アルゼンチン)[3] 6-3 6-7(5) 10-8 ●T・マハツ/J・ピアース(チェコ/オーストラリア)
○R・ボパンナ/柚木武(インド/イカイ)[WC] 6-3 6-4 ●C・ルード/J・トンプソン(ノルウェー/オーストラリア)
構成:Tennis.jp 写真:鯉沼宣之


