26日、テニスのグランドスラムである全仏オープンは女子シングルス1回戦が行われ、世界ランク44位の奈良くるみ(22歳)がアンナ・タチシビリ(24歳、米国)を6-1、6-4のストレートで勝利、2回戦に進出した。

今年2月には今大会と同じくクレーコートで開催されたリオ・オープンで、自身初となるツアー優勝を果たしていた奈良。この日は世界ランク111位のタチシュビリを相手に7本のブレークピンチを迎えたものの、1度もブレークを許さずにサービスキープを続けると、試合を通して3度のブレークに成功、1時間23分で初戦突破を決めた。

奈良が初めてグランドスラム本戦に出場したのは、2010年の今大会のこと。その時は予選3試合を勝ち抜いたものの、1回戦では当時世界ランク59位のアランチャ・パラサントンハにストレートで敗れていた。

昨年の全米オープンからグランドスラム3大会連続となる初戦突破となった奈良は、2回戦で第6シードのエレナ・ヤンコビッチ(29歳、セルビア)とシャロン・フィッチマン(23歳、カナダ)の1回戦の勝者と対戦する。もしヤンコビッチが勝ち上がってくると、奈良はメジャー3大会連続でヤンコビッチとの対戦となる。