カナダのグランビーで行われているチャレンジャー大会、グランビー・チャレンジャー(5万ドル、ハード)。21日、シングルス決勝が行われ、世界ランク164位、第3シード守屋宏紀(23歳) は、世界ランク500位のファブリス・マーティン(27歳、フランス)と対戦しを7-5、6-7(4)、6-3のフルセットの末に勝利し優勝を果たした。

「今日が4回目のチャレンジャー大会の決勝で、今回こそは!という思いが強かったです。相手はビッグサーバーで苦しい展開でしたが、最後のワンチャンスをものにできました。今週は1回戦から決して調子が良いとは言えない内容でしたが、最後まで自分のテニスに集中できたと思います。今週からサポートしてもらっているアレックス・ボグダノビッチは2001年のこの大会の優勝者!自分も同じ大会で優勝できて嬉しいです!」と守屋。

守屋は、2011年全日本選手権優勝、フューチャーズ大会で5勝、チャレンジャー大会では4度目の決勝進出で初優勝を果たした。

また2012年全米オープンでは予選を勝ち上がり、グランドスラム出場も果たし、タイ・オープンではロビン・ハーセに勝利しツアー初勝利、ヤンコ・ティプサレビッチに4-6、4-6と接戦を演じた。

また楽天オープンでは、今年の全豪オープン優勝者でもあるスタニスラス・ワウリンカと5-7、6-4、4-6の接戦で惜敗ながらツアーでの活躍も果たしている。今週はLexingtonへ移動し第8シードとしてチャレンジャー大会2週連続優勝をめざし参戦する。

写真:守屋宏紀 公式ブログ

記事:長嶋秀和