10月4日(土)楽天ジャパンオープン6日目。
連日連戦、満身創痍の錦織圭が勝負どころで最高のプレーをみせ、意地でベテランのベッカー(独)を4-6,6-0,7-6(7-2)で破り、2012年以来の決勝進出を決めた。
「きついっすね!」
勝利が決まった錦織が最初に発した言葉だ。
「どちらに転ぶかわからない展開、
最後の最後、勝負どころで最高のプレーができたのが嬉しい。」と錦織。
対戦相手はあの偉大なプレーヤー、アガシを現役最後の試合で破ったベッカーだ。
アガシは2006年のUSオープンを最後の試合として戦っていた。
その3回戦、満員の観客全てがアガシを応援している中、7-5,6-7(4),6-4,7-5で破っている。
ベッカーは日本の観客が錦織を応援する中、第1セットを競り勝ち、ファイナル・セットもタイブレークまで持ち込む。
決勝では3年連続決勝に進出している錦織のライバル、ラオニッチと対戦する。
二人の対戦成績は錦織の3勝1敗、
2012年楽天オープン決勝では7-6(5),3-6,6-0で錦織。
今年に入りウィンブルドンではラオニッチが4-6,6-1,7-6(4),6-3
USオープンでは朝の2時半までの死闘の末に錦織が4-6,7-6(4),6-7(6),7-5,6-4。4時間半の死闘の末勝利。
今年3度目の対戦がこのジャパンオープン決勝だ。
「もう一つなので、最後の力をふりしぼって頑張りたい。」と錦織。
この決勝戦後、錦織は明日、10月6日からは上海マスターズに出場する。
錦織は第7シード、1回戦はなく2回戦はJ.SOCK(USA)対予選勝者の勝者と対戦する。
上海マスターズ本戦ドロー
大会データー:楽天ジャパンオープン
ATPカテゴリー:$1,400,000 ATPTour500 JapanOpen
賞金総額:約1億円6千万円
優勝賞金:2千5百万円
32ドロー、ハード・コート
会場:有明コロシアム
期間:9/29-10/05,2014
<決勝>
4)錦織圭 vs 3)M.Raonic(CAN)
<準決勝>
〇4)錦織圭 46 60 76(2) ●B.Becker(GER)
〇3)M.Raonic(CAN) 61 64 ●G.Simon(FRA)
<準々決勝>
〇B.Becker(GER) 46 61 64 ●J.Sock(USA)
〇4)錦織圭 64 62 ●J.Chardy(FRA)
〇3)M.Raonic(CAN) 76(8) 63 ●D.Istomin(UZB)
〇G.Simon(FRA) 76(4) 61 ●S.Johnson(USA)
<2回戦>
〇B.Becker(GER) 63 63 ●伊藤竜馬
〇J.Sock(USA) 63 16 75 ●A.Golubev(KAZ)
〇4)錦織圭 64 76(4) ●D.Young(USA)
〇J.Chardy(FRA) 64 64 ●7)K.Anderson(RSA)
〇D.Istomin(UZB) 64 76(5) ●Q)M.Przysiezny(POL)
〇3)M.Raonic(CAN) 64 63 ●J.Melzer(AUT)
〇GSimon(FRA) 46 76(1) 63 ●G.Muller(LUX)
〇SJohnson(USA) 46 63 64 ●Granollers(ESP)
<1回戦>
〇4)錦織圭 63 64 ●I.DODIG(CRO)
〇伊藤竜馬 75 62 ●1)S.Wawrinka(SUI)
〇D.Young(USA) 64 62 ●添田豪
〇D.Istomin(UZB) 76(2) 67(5) 75 ●ダニエル太郎
〇S.Johnson(USA) 76(4) 62 ●Q)守屋宏紀
本戦ドローPDF版
本戦ドローNET版
予選ドロー
<ダブルス準々決勝>
〇3)Granollers/Lopez(ESP) w/o ●錦織圭/内山靖崇
<1回戦>
〇錦織圭/内山靖崇 62 64 ●Fyrstenberg(POL)/Huey(PHI)
〇Bopanna/Paes(IND)61 76(7)●伊藤竜馬/添田豪
ダブルスドロー
錦織、10月6日からは上海マスターズ。
その後は1週間空き、
10月20日からバレンシア、
27日からはパリ・マスターズとほぼ毎週連戦が続き、2014年のツアーが終了する。
今年のツアー成績(レース)でトップ8入りすると錦織の夢の一つ、
11月9日からはATPファイナル出場だ!
錦織圭ブログ
錦織圭 データー 1989年12月29日生まれ 24歳
(記事 塚越 亘 写真 伊藤功己 TennisJapan テニスジャパン)