オーストリアのウィーンで開催されているエルステ・バンク・オープン(ハード)は11日、シングルス予選1回戦が行われ世界ランク166位の自己最高位に上昇している西岡良仁(19歳)が同ランク122位、予選第8シードのボルナ・コリッチ(17歳、クロアチア)と対戦し6-4、6-2のストレートで勝利した。西岡は続く予選2回戦では世界4位ミロスラフ・メチージュの息子に惜しくも敗退している。
西岡は、ファーストサービスが入った時には、身長185cmのコリッチを上回る77%の確率でポイントを獲得すると、相手のファーストサービスも40%の高い確率でポイントを奪い、4回のブレイクを果たすなど圧倒し、1時間24分で勝利し2回戦進出を果たした。
西岡は韓国の仁川で開催された第17回アジア競技大会のテニス競技では決勝で世界ランク42位、ルー・イェンスン(31歳、台湾)と対戦し6-2、6-2の快勝で勝利し74年大会の坂井利郎以来の金メダルを獲得している。
また対戦相手のコリッチは、今年クロアチアで開催されたクロアチア・オープン・ウマグ(クレー)にて同ランク46位、第7シードのエドゥアール・ロジェ・バセラン(30歳、フランス)を6-2 6-4で破り、ATPツアーでの初勝利の活躍を果たしている。
また世界157位、ダニエル太郎(21歳)は予選の3回戦で同134位のビクトル・ハネスク(33歳、ルーマニア)に2-6、3-6のストレートで敗退している。
記事:長嶋秀和