16日、都内にある岸記念体育館にて橋本総業 全日本テニス選手権89thの記者発表が行われ、今年の大会に出場する選手などが発表された。会見には、日本テニス協会の専務理事である内山勝氏をはじめ、今大会の特別協賛となった橋本総業の橋本政昭代表取締役のほか、トーナメントディレクターの中西伊知郎氏が登壇した。
11月2日から東京・江東区の有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コートで本戦が行われる今大会。男子シングルスにはデビスカップ代表の杉田祐一(三菱電機)をはじめ、楽天オープンで錦織圭(日清食品)とダブルスを組むなど成長著しい内山靖崇(北日本物産)らがトップシード勢として出場する。
この日はワイルドカード(主催者推薦)で出場する選手も発表され、男子シングルス予選には一昨年の全日本ジュニアの16歳以下のチャンピオンである大西賢(ノアインドアステージ)ら、若手選手を中心に出場権を獲得している。
女子シングルスでは、直近の世界ランキングで127位と日本女子で4番手となった江口実沙(北日本物産)がトップシードとなる。またワイルドカードで出場する選手も発表され、男子と同じくインターハイやインカレで活躍した若手選手に全日本への門戸が開かれた。
今大会の特別協賛となった橋本商業株式会社は、1980年から続く老舗管材商社。今年9月に東証1部に上場を果たしたことを記念して、今大会のメインスポンサーに名乗りを上げた。元々テニス界との関わりも深く、かしわ国際オープンテニストーナメントや亜細亜大学国際オープンテニスなど、数多くの国内大会のスポンサーも務めている。
また、選手の支援も積極的に行っており、多くの所属選手が今大会に出場する。また、実業団では結成3年目の若いチームながら年初の日本リーグで準優勝に輝いていた。
写真上:左から、トーナメントディレクターの中西伊知郎、JTA専務理事内山勝氏、橋本総業代表取締役橋本政昭氏
写真下:橋本総業代表取締役橋本政昭氏